平成28年8月24~26日に岡山大学で開催された「平成28年度全国高専フォーラム」(独立行政法人国立高等専門学校機構主催)の教育研究活動発表 (ポスターセッション)において、一般教科竹原信也講師、情報工学科上野秀剛講師、専攻科(電子情報コース)2年生の田中勇気君が「社会科の授業における リアルタイム相互評価とゲーミフィケーションの要素を用いた小テストの導入例」を発表し、優秀発表賞を受賞しました。

田中勇気君は、e-learningシステム「Moodle」を用いて作成した「匿名性を担保した形でランキングが表示されるWEBテスト」を本校3年生 「政治経済」の授業で実施し、受験者に対し順位やランキングが表示されることが個々の学習者の動機付けにどのように繋がっていくのかについて詳細なアン ケート調査を行いました。その後、国際会議(VS-Games 2016)に投稿した本研究についての論文が見事採択され、9月7日~9日に行われたスペインのバルセロナでの国際会議にて発表を行いました。
【学生の感想】
この度、共著で発表していただいた竹原先生が高専フォーラムで優秀発表賞を受賞され、校長室で表彰の機会をいただきました。私自身、1人でも多くの方に研究成果を知ってほしいと思っていたので、ポスター発表をされるというお話をお聞きした時は非常に嬉しく思いました。
研究テーマの性質上、授業担当教員との連携が必須であり、今回ご協力いただいた竹原先生とも何度もミーティングを重ねました。実験で得られた結果は今年の3月に研究会で1回、9月に国際会議で1回発表しました。
大学4年生にあたる年齢で、貴重な海外での発表経験をいただけたことは将来自身がどの道に進む上でも必ず宝になると確信しています。現在、本科5年生もしくは専攻科で研究を行っている学生の方々にも、是非自身の研究成果を積極的に外部で発表していただけたらと思います。
最後に日々のご指導や論文の添削をしていただいた上野先生、実験にご協力いただいた竹原先生、被験者である学生の方々に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

校長室での研究内容の説明、発表についての報告の様子