去る5月16日、「奈良高専産学交流講座 2015年度新ベーシックコース ~ゼロから始める組み込みシステム基礎講座~」の開講式を奈良高専で行いました。
この講座は、平成19年度文部科学省の科学技術振興調整費(現:科学技術戦略推進費)、地域再生人材創出拠点の形成事業として、「元気なら組み込みシステム技術者の養成」事業が採択され、平成19年度から平成23年度の5年間、奈良県、東大阪市、八尾市、京都府南部およびその周辺地域を対象にして中小企業の組み込みシステム技術者の育成を行ってきました。平成24年度以降は奈良高専産学交流講座とし、毎年開講しています。
本年度は、拠点形成事業で蓄積された教育・研究のノウハウに基づき、実験実習を重視した実践的な新ベーシックコース(技術要素コース)の1コースを実施し、組み込みシステム技術をゼロの状態から最終製品の企画、開発、製造までを俯瞰できる技術者の養成をめざします。



開講式では、電気工学科の土井准教授からの挨拶があり、引き続いて今後進められる講義担当の石飛准教授の紹介並びに受講に当たっての注意事項等の説明が行われました。
この開講式終了後、早速新ベーシックコースの最初の講義が開始され、7月4日までの全講義終了に向け受講者は、講師の言葉に熱心に耳を傾けていた。講座終了者には修了証書が授与されます。