本校、電子情報工学専攻の2年生で平井研究室に所属する都築 圭太君が、平成28年7月14日(木)に開催された第304回電気材料技術懇談会の若手研究発表会にて「複合型半導体光電極による高効率な水素生成に向けた研究」について発表を行い、発表奨励賞を受賞しました。

【学生の感想】
今回、電気材料技術懇談会で発表奨励賞を頂きました。このような賞を頂けるとは全く思いもよらないことで、受賞の通知を聞いた時には喜びと同時に大変驚きました。しかし、高専本科5年生と専攻科での3年間で続けてきた研究がこうした形で評価して頂けるのは大変嬉しいことでした。
本研究は水素化社会に向けた、光電極を利用した水素生成手法の高効率化に関するものです。光のエネルギーを有効活用することで、水素をより低電位で取り出すことが可能になります。また、最近では光が遮断された状態でも水素が生成できるように、酸化物半導体薄膜の成長面を制御することに取り組んでいます。
私自身は研究者としてはまだ未熟で、日々の研究にも至らない点は多くあったかと思います。そんな中でもこの賞を頂けたのは、日頃の先生方のご指導はもちろんのこと、友人、後輩や家族の支えがあってこそだと感じております。この受賞を機に、自身を改めて見つめなおし、少しでも電気電子材料分野に貢献できる研究者の一人になるべく日々精進していきたいと思います。