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しなやかエンジニア教育プログラム第3回目講義 女性エンジニアロールモデル講演会Ⅰを実施しました

本校では、本年度より、新しい価値を持ったモノ・コトを作り出すことができる「豊かな感性・表現力」を備えたエンジニアリーダーの育成を目的とした「しなやかエンジニア教育プログラム」を開始しました。

7月9日(火)に第3回目の講義として、オムロン株式会社 技術・知財本部 センシング研究開発センタ 先端デバイス研究室 鍋藤 実⾥ 氏を講師としてお招きし、『企業で活躍する女性エンジニアからのメッセージ』と題して講演いただきました。講演では、携われておられる研究テーマや、育児と仕事とのバランス、またエンジニアとしてのキャリア形成、オランダでの海外赴任など、幅広いお話しをして頂きました。特に、鍋藤様の経験談から、将来のありたい姿(やりがいや楽しさ)をイメージするために、自分自身を分析し自分を知ることが重要であることが説かれ、学生は興味深く聞き入り、今後の自分自身のエンジニア像を考える上で非常に有益な講演となりました。

また、オムロン エキスパートリンク株式会社 人財開発センタ ダイバーシティ推進部 庄司 輝美 氏にもお越しいただき、オムロン株式会社の多様な事業展開、また各種製品・サービスに組み込まれている技術などをご紹介頂きました。学生は、エンジニアとしての広範な可能性を感じ取ったのではないかと思います。

なお、本教育プログラムの講義では、学科の違う4〜5名が5つのグループに分かれて、毎回ディスカッションや講義後の振り返りを行い、グループ持ち回りで振り返りのまとめを行っています。今回は、第3班の学生4名に、講義の振り返りをまとめてもらいました。

<講義振り返りまとめ>

今回の講演を聞いて、自分の将来のために一番大切と感じたことは、「世の中を知り、少しでも興味を持ったことには自分から積極的に体験をしに行くこと」である。例えば、海外へ行った時など日本との違いにカルチャーショックを受けることがあるが、そのような状況でも、色々な「体験」を通して自分の視野を広げておくことが大切であると思う。

また「自分のことをよく知る」、「自分を知ることによって、将来の自分の姿を具体的にイメージして行動していくこと」の重要性を学んだ。「体験」を通して、自分の好きなことや得意なことを自分自身で見つけ出し、それらを磨いていくことが大切である。例えば、自分が人とのコミュニケーションが得意だとしたら、海外に行った時に海外の人達ともコミュニケーションを取れるようになるために英語の勉強をして、自分を磨いていくことが重要になってくる。

オムロン株式会社では、子育て中の社員のために企業内保育所があったり、育児などで転勤が難しい場合には働く地域を限定するようなエリア勤務制度があることを知った。自分自身の将来の姿をイメージし、家族像や職業を考える際に、自分が育児も仕事もどちらも頑張りたいと思うのであれば、企業の制度なども確認して会社を選ぶことも大切であると感じた。

(鍋藤氏の講演の様子) (振り返り時間の様子)

 

今回、オムロン株式会社 鍋藤 様、並びにオムロンエキスパートリンク株式会社 庄司 様には、多大なるご協力頂戴しましたことに感謝申し上げます。有難うございました。

 

※しなやかエンジニア教育プログラムについては下記リンクをご覧ください。

 


 

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