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しなやかエンジニア教育プログラム第8回目講義 「パフォーミング・アーツで磨く感性」に関する講義を実施しました

本校では本年度より、新しい価値を持ったモノ・コトを作り出すことができる「豊かな感性・表現力」を備えたエンジニアリーダーの育成を目的とした「しなやかエンジニア教育プログラム」を開始しました。

1119日(火)に第8回目の講義として、公益財団法人八尾市文化振興事業団 八尾市文化会館(以下、プリズムホール)館長 大久保充代氏を講師としてお招きし『パフォーミング・アーツで磨く感性』と題して講義を実施いただきました。

講義ではまず、平成29年度に総務大臣賞を受賞したプリズムホールで館長を務め、舞台公演の企画・制作、広報、チケット販売戦略などを手掛けてこられた大久保氏から、公立のホールで開催される舞台公演の在り方についてお話しいただきました。自主制作した音楽劇に小学生を無料招待したところ、子供たちの仲間外れや対立が緩和されたことや、地元河内木綿を使った高齢者のファッションショーを開催した時は、参加した人から「充実した居場所を見つけた」という声が寄せられたことを挙げ、公共性が求められるプリズムホールが担う「生きる意欲と絆を生み出し、地域社会に貢献する施設」を体現した事例の紹介がありました。このお話を踏まえたうえで、実際にプリズムホールで開催された2つの企画をもとに「趣旨・目的、意図、対象者、工夫」を考えたチラシ制作のワークショップを実施し、各グループで発表を行いました。発表を聞いた大久保氏からは「企画の目的と意図を把握し、表現できている」「着目点が素晴らしい」「オリジナリティに溢れている」との講評をいただきました。

本講義では、舞台公演のチラシ制作を体験することで、企画内容を的確に掴み取り、かたちにすることを学ぶ、非常に貴重な時間となりました。

なお、本教育プログラムの講義では、学科の違う45名が5つのグループに分かれて、毎回ディスカッションや講義後の振り返りを行い、グループ持ち回りで振り返りのまとめを行っています。今回は、第2班の学生5名に、講義の振り返りをまとめてもらいました。

〈講義振り返りまとめ〉

講義内容は大まかに3つに分けるとプリズムホールについてプリズムホールが公立である意味アート企画の実践や発表です。
プリズムホールは地域を大切にしていたり、人々が幸せな気分で帰れるような様々な企画を行っていることなどを知りました。
実践では、自分達で企画を行い、いかに分かりやすく、興味を引くようなポスターが作れるかということが重要でしたが、本当に難しい作業で時間も限られており、非常に大変だなと感じました。
最後にプリズムホールの説明をされている時の大久保さんを見ていると、とても生き生きされていて、本当にお仕事に誇りを持たれているように思いました。
普段はあまり気にしたことがない、公共施設のお話を聞けて良かったです。

今回、公益財団法人八尾市文化振興事業団プリズムホール館長 大久保充代様には、多大なるご協力頂戴しましたことに感謝申し上げます。有難うございました。

大久保氏の講義の様子

思い思いの企画を考える学生

※しなやかエンジニア教育プログラムについては下記リンクをご覧ください。

 

 

 

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