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第8回トマトロボット競技会に出場しました

 本校農工連携クラスター(クラスターリーダー:電子制御工学科 飯田教授)の活動の一環として、令和3年12月4日(土)・5日(日)に、北九州学術研究都市(国立大学法人九州工業大学社会ロボット具現化センター)にて開催された第8回トマトロボット競技会のシニア部門に出場しました。チームメンバーは飯田研究室の学生で、電子制御工学科5年 森本 奏多さん、柳田 栞吾さん、坂本 光皓さん、吉川 大翔さん、システム創成工学専攻 機械制御システムコース2年 服部 圭一郎さんが参加しました。
 コロナの影響もあり、予選はビデオ審査でしたが、3位で通過し本選である決勝へ挑みました。決勝は実環境に近い屋外のビニールハウスで行われ、10分間で3個のトマトを自動収穫し5位という結果でした。実行委員会から、初出場ながら開発したエンドエフェクタと難易度の高いトマトを自動収穫できたことが評価され、「技術賞」を受賞しました。

 

チームリーダー 電子制御工学科5年 森本 奏多さん 談

 トマトロボット競技会は、トマトをロボットが扱うという、一見単純そうでありながら生命体でありデリケートなトマトを相手にした作業を通じて、アグリロボットの発展を目指して開催されています。
 房によって不規則に実るデリケートなトマトを、傷つけずに自動収穫するのはとても難しく、エンドエフェクタ(収穫用アーム部分)の設計と自動認識システムの構築には特に力を入れてロボットの開発を進めてきました。競技会の決勝ではこれまでの練習環境と異なり、より実践的な環境下で行なわれたため、思うように実力を発揮できませんでしたが、これから改善すべき課題点など得られたものが多い競技会でした。また、開発したロボットが評価され技術賞をいただくことができ、とても光栄です。まだ農場にて実際に収穫作業をされている方々に肩を並べられるようなロボットを開発するのは難しいのが現状ですが、本競技会で得た経験を今後の研究に生かしていきたいと思います。
 最後に、競技会参加にあたり教職員、奈良県内トマト農家、JAならけん、奈良県農業研究開発センター、および関係企業の方々へお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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