12月3日(土)・4日(日)、本校農工連携クラスター(クラスターリーダー:電子制御工学科 飯田教授)の活動の一環として、北九州学術研究都市(国立大学法人九州工業大学社会ロボット具現化センター)にて開催された第9回トマトロボット競技会のシニア部門に出場しました。チームメンバーは飯田研究室の学生で、電子制御工学科5年 宮田 丈太郎さん、荒深 健伍さん、德田 翔さん、藤本 和哉さん、システム創成工学専攻 機械制御システムコース1年 森本 奏多さんです。
コロナの影響もあり予選はビデオ審査でしたが、5位で通過し本選である決勝へ挑みました。決勝は実環境に近い屋外のビニールハウスで行われ、10分間のトライで "収穫基準を満たしている" トマトを、"より優しく"、"より多く" 自動収穫する技術が競われました。結果は残念ながら上位に食い込むことはできませんでしたが、実行委員会から、開発したエンドエフェクタと何度も収穫にチャレンジできるロボットが評価され、特別賞(LAC賞)を受賞しました。
チームリーダー 電子制御工学科5年 宮田 丈太郎さん 談
昨年度に引き続き、九州工業大学社会ロボット具現化センター主催のトマトロボット競技会に参加いたしました。今回で第9回となる本大会はアグリロボットの発展を目指して毎年開催されています。
トマトは房になって不規則に実るため、傷をつけずに正確に収穫することが難しく、エンドエフェクタ(収穫ハンド)に力を入れて開発してきました。本番では何度も収穫にチャレンジして12個のトマトを収穫できましたが、トマトに傷を付けてしまうなどの課題も見つかりました。私は今年度で卒業しますが、後輩たちがロボットを改良してよりよい結果を残してくれることを期待しています。
最後になりましたが、ご指導いただいた教職員、実験に協力いただいた奈良県内のトマト農家、競技会の開催、運営に関わられた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。