本校の技術系文化部や同好会が集まって共に活動する奈良高専TechRingプロジェクト。
その最初の活動として、4月29日・30日にけいはんなオープンイノベーションセンターにて開催された、技術の祭典「Maker Faire Kyoto 2023」にてTechRing参加の3団体による共同出展を行いました。

奈良高専TechRing展示に携わったメンバー達

TechRingブースの様子
今回参加した団体は、機械工学科より機械研究会、電気工学科より電気技術研究会、情報工学科より情報処理研究会の3団体。
各学科における分野の特色を生かした様々な展示品で、参加者を魅了しました。
機械研究会出展品「Generative Design」

AIが設計案を考え出す「Generative Design」という機能にて設計を行い、それを元に金属3Dプリンタでキックボードのフロントフォークを作成しました。
機械研究会出展品「京都天橋立 ジオラマ」

山や海といった京都の豊かな自然の中にそびえる舟屋や、疾走するSLなど、京丹後の美しさを繊細に再現したジオラマとなっています。
電気技術研究会出展品「Ele Mag Harmony」

様々な電気と磁石で駆動する電子部品が起こす振動のノイズを巧みに利用し、その音色の組み合わせでクセのある音楽を演奏する楽器です。
情報処理研究会出展品「徹夜報告書 | Midnight Report」

レポートに追われる一学生の悲劇を体験できる、まさに高専生らしい設定のホラーゲームです。
有名なゲーマーにもプレイされたことがあり、steamより誰でもプレイすることが可能になっています。
動画はこちらから
TechRing共同制作品「TechRingシャツ」

チームYシャツ全体

団体ごとに色分けした公式ロゴ
ロゴの刺繍入りチームYシャツを制作し、会場で着用しました。
ロゴは情報工学科2年の渡邉紗也乃さんが作成し、その刺繍を市販のYシャツに業務用刺しゅうミシンPR1055Xで入れました。
株式会社jig.jp福野さんと交流
手のひらにのせられるプログラミング専用こどもパソコンIchigoJamの開発者である、株式会社jig.jp 創業者の福野さんにもお越しいただき、交流しました。
奈良高専の展示は福野さんのブログでもご紹介していただきました。
ブログはこちらから
プレゼン発表

上のような展示に加え、「TechRingにかける想い」という題で、TechRingの設立発起人である電気工学科4年の石田優仁さんと学生会会長である機械工学科4年の宮本博司さんによるプレゼン発表も行いました。
奈良高専の紹介から、TechRingの活動目的などを説明いたしました。
プレゼン資料(https://speakerdeck.com/jinjin33333/techring)
さいごに
奈良高専TechRingプロジェクトとは、本校において他分野・多分野の文化部や同好会が集まり、他分野を跨ぐものづくりを行ったり、それを通して事業を起こしたりすることを目的として結成されたコラボプロジェクトです。
TechRingではこういった展示会への共同出展を通した技術交流に加え、学内での交流イベントや交流によってできた絆を活用した共同制作などを活発に行い、最後には起業に繋げれられるよう、参加団体一同で共に活動しています。

2023年5月25日追記
サイボウズ株式会社のブログにて紹介していただきました。
よろしければ、ご覧ください。
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