
日本学術振興会(JSPS)が公募した「小・中・高校生のためのプログラム ひらめき☆ときめきサイエンス」に本校 物質化学工学科 山田裕久准教授のプログラムが採択され、実験教室が開かれました。
本年度で3年目を迎える小学校5・6年生対象プログラム「電池が拓く新しい未来~実践!!果物電池から学ぶエネルギーの不思議~」を平成30年8月20日(月)(午前・午後の部の計2回)に実施し、合計35名が参加しました。
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(物質化学工学科 山田裕久 准教授)
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「電池が拓く新しい未来~実践!!果物電池から学ぶエネルギーの不思議~」では、果物電池や燃料電池を作るなど色々な実験を行いました。
まずはオレンジを使った果物電池を作りました。その後、それを使ってオルゴールを鳴らしたり、電圧をテスターで計測したり、直列や並列に繋いだりするなどの実験を行いました。さらに、硫酸、硝酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムの溶液を用いた電池でも電子オルゴールが鳴るのかといったことも行いました。
今回作ったような電池をボルタ電池といい、世界で最初の電池とされています。

この後には新しい世代の電池である燃料電池のしくみを理解するため、燃料電池を実際に作り、モーターを動かしたり、オルゴールを鳴らしたりしました。

電池の歴史や現在の日本のエネルギー事情、未来の電池などについての講義。電池が持つ可能性やその役割について学びました。保護者の方々も関心を持って話を聞かれていました。

最後には、受講者に修了証が授与されました。

今回の受講を通して、多くの生徒さんが電池だけにとどまらず、その他の理科や実験にも興味を持ってくれると素晴らしいですね。
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