社会貢献 出前授業 「対角線マスター になろう」(令和元年10月11日 於 昭和小学校) 奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。 令和元年10月11日(金)には、大和郡山市立昭和小学校において、一般教科 名倉 誠 准教授が、「対角線マスターになろう」と題した出前授業を行いました。 (一般教科 名倉 誠 准教授) 授業ではまず生徒の皆さんがこれまで学んできた三角形と四角形について簡単に復習を行いました。いくつか名倉准教授から質問がありましたが、既に勉強した内容ということもあり、皆さん、元気良く回答してくれました。 続いて、対角線についての勉強。こちらも既に学んでいる内容でしたが、先程よりも難易度は上がります。実際に図形に自分たちで書き込んでもらったり、モニターを使っての説明を聞いたりして、色々な図形の対角線の数え方を考えてもらいました。 今度は、知育玩具ゾムツールを使用して正多面体作りに挑戦。今回は正十二面体を作ります。グループを作って、協力しながらみんなで作ってもらいました。説明を聞きながら、全てのグループが完成させていました。 最後に、正二十四角形の対角線を使って正十二面体を描いてもらいました。正二十四角形には全部で252本の対角線があります。この対角線の何本かを選んで線を引くことにより正十二面体を描くことができます。指示通りに線を引いていくうちに正十二面体が見えてくると、驚きの声をあげている生徒さんもいました。 授業の最後には皆さん、元気に挨拶をしてくれました。今回は、普段の算数の授業では行わないプログラムを行いました。この機会に更に図形や算数に興味を持ってもらえると幸いです。