平成30年1月15日(月)に矢田南小学校にて、物質化学工学科 三木 功次郎教授、一般教科 北村 誠准教授による「パン酵母のひみつを探ろう」をテーマに出前授業を実施しました。(5年生1組・2組対象)
はじめに、地球上に存在する「微生物」についてスクリーンを使っての授業が始まりました。
続いて、「パン酵母でアルコールを作ろう」と題し、実験が始まりました。
まずはコップに入っているパン酵母の観察です。みんな興味深くコップの中のパン酵母を見つめます。
次にマドラーを使ってブドウ糖を水が入ったビーカーに入れ、マドラーでよくかき混ぜてとかし、その後、パン酵母をビーカーに入れ、マドラーでよくかき混ぜます。
パン酵母とブドウ糖の混ざったビーカーの液を三角フラスコに入れ、チューブのついたゴム栓を三角フラスコの口にはめます。
お湯の入ったビーカーに三角フラスコを入れ、1分してから注射器をチューブに付け、タイマーを動かします。
注射器のピストンが動いた目盛で二酸化炭素の量をはかります。
それを5分ごとに2回測定します。
本当に二酸化炭素が出ているのかどうか、注射器からチューブをはずし、そのチューブの先を石灰水の入った試験管に入れて透明な石灰水が二酸化炭素と反応し白く濁るのを目で確認しました。
最後に、三角フラスコの栓を取り、アルコールができているかアルコールチェッカーで確認です。
「パン酵母からアルコールをつくる」実験を通じ、微生物の仲間である「パン酵母」の不思議について学びました。これを機会に1人でも多くの子供たちが理科に興味を持ってくれればと願います。