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出前授業 「福島を学ぼう」(令和2年2月13日 於 治道小学校)

奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中
学校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。

令和2年2月13日(木)には、大和郡山市立治道小学校において、電子制御工学科 島岡 三義 教授が、「福島を学
ぼう」と題した出前授業を行いました。


    (電子制御工学科 島岡 三義 教授)

授業ではまず島岡教授から、東日本大震災でどのような被害があったのか、福島第一原子力発電所でその後何が
起こったのかについて説明がありました。今回の出前授業は小学6年生対象でしたので、その時のことを詳しく覚え
ている生徒さんはあまりいませんでしたが、皆さん、真剣に話を聞いてくれていました。

 
 

また、島岡先生から、福島が現在どのように復興に向けて頑張っているのか、福島県内の市町村が協力して作った
PR動画を交えて紹介がありました。

続いて、今年度行われた「第4回廃炉ロボコン」に出場した本校のロボットの実演を行いました。ロボットの操作は、
実際に出場した本校の学生が行ってくれました。ロボットは配管を通って、踊り場から下に落ちている燃料デブリを
模したボールを回収して元の場所に戻ってくるというものです。生徒さんたちは興味深そうにその動きを見守ってい
ました。

 
 
 
 
 
 
 

最後に、島岡教授から、「コロナウイルスにしても放射能にしても、確かな証拠もない情報で怖がるのではなく、情報
について正しく理解して正しく怖がることが大事です」とお話がありました。
生徒の皆さんは最後まで真剣に話を聞いてくれました。この出前授業をきっかけに、一人でも多く、復興を目指す福
島に興味を持ってもらえると幸いです。

 
 

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