社会貢献
出前授業 「超低温の世界を探る」(平成29年10月6日 於 矢田南小学校)
一般教科 新野 康彦 准教授の「超低温の世界を探る」が始まりました。
何の仕掛けもない塩ビパイプを液体窒素が入った容器に入れると、液体窒素が突沸し煙が吹き出しました。
実際に液体窒素の温度を特殊な計測器を使って計りました。
液体窒素の扱い方を学ぶためにこぼれた液体窒素がどのような挙動をするか体験しました。
水と違ってすごい速さで転がっていきます。
液体窒素に触れる体験。シュワッとした感触に児童はびっくりです。(安全性を考慮して実施しています。)
風船で作った犬が液体窒素に浸かるとどのようになるか確かめました。
空気が冷却されてぺっちゃんこになりましたが、外に出すと温まって元に戻りました。
風船で起こった現象をビニール袋を使って見えるように再現しました。液化した空気が底に溜まっています。
お馴染みのバナナで釘を打つ実験。無事成功しました。
これもお馴染みの花を凍らせる実験。無事成功。花は粉々になりました。
並行して液体窒素に浸けたスーパーボールは、ガラスのようになっていました。あまりの変化に児童もびっくりです。
酸素を液体窒素で冷却すると淡く美しい薄青色になりました。液体酸素に火をつけた線香を浸けると激しく燃え出しました。
ヘリウムガスを詰めた風船を液体窒素で冷やすとどうなるかな?
体積と重さ、浮力について学びました。
液体窒素で冷却した超伝導体と強力なネオジム磁石とのコラボレーション。超伝導状態の原理を学びました。
積極的に質問も飛びだし、とても明るく元気な雰囲気のもと出前授業終了。理科って本当に面白いね!