令和4年9月10日(土)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「セッケンって油から作れるんだ~やってみて、感じて、語る科学実験~(物質化学工学科担当)」を奈良高専で開講し、大和郡山市内の小学5・6年生と保護者等の12組が参加しました。
物質化学工学科 宇田亮子教授が講師を務め、補助学生スタッフ4名とともに以下の内容で実施しました。
①アイスブレイク・全体説明:
講師・スタッフの自己紹介、受講者による申込み動機の共有、実験内容および注意事項等説明
②実験:
小学生)アーモンド油・やし油・コーン油からセッケンを作成する実験(高専生が学生実験で受講するような、本格的な実験です。)
保護者等)溶かしたクリアソープから任意の色・形のセッケンを作成する体験、セッケンを入れる箱作り
③振り返り・感想共有:
小学生と保護者間で各自の実験の振り返り、感想の共有、振り返りシートの作成と発表
振り返りシートの発表では、油の種類によるセッケン作成過程における違いや油由来のセッケンの泡立ちの差に関すること、油を湯せんして混ぜる行程が大変だったこと等様々な気付きや体験が得られたことがわかりました。また、講師・学生スタッフにおいても、小学生の純粋な驚きや実験に臨む姿勢、実験中に交わした会話等から、普段の授業等では得られない気付きを得たとのことでした。
今回の科学教室をきっかけに、化学に関する事や奈良高専に興味を持っていただけると幸いです。