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出前授業 「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」(令和2年2月17日 於 生駒北小学校)

奈良高専では、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、今年度も出前授業を実施しています。
平成30年3月には、新たに生駒市と学市連携協定を締結し、生駒市内でも協定に基づいた出前授業を行っています。

令和2年2月17日(月)、生駒市立生駒北小学校において、電気工学科 藤田 直幸 教授、芦原 佑樹 准教授、
池田 陽紀 講師が「磁石の不思議 君も磁石博士だ!」と題した出前授業を行いました。

 

授業は、クイズや実験をグループに分かれて挑戦してもらいました。各グループには本校の学生と教員が補助として
1名ずつ入りました。

次のクイズから難易度が上がります。まずは磁石の先にくっついたクリップ(鉄)の先はどうなるかというもの。
皆さんには答えだけではなく、なぜそのようになるのか理由も考えてもらいました。

続いて、磁石振り子(吊るされた磁石とその下の台の磁石の磁力を利用した振り子)をどのチームが一番早く停止させ
られるかを競うゲームをしました。磁石振り子は台の上の3つの磁石の配置によって、動きが変わります。
各チーム、試行錯誤して磁石を配置した磁石振り子で競争を行いました。
競争後には、藤田教授から試行錯誤(実験・工夫)から発明・発見が生まれるとお話がありました。

 

磁界観察器や磁界観察シートを使って、磁界を見てもらいました。

 

最も強力な磁石であるネオジム磁石についての実験です。この磁石同士をくっつけると、大人の力でも引き離すの
は難しいです。小学校の先生もくっついた磁石をまっすぐ引っ張って引き離すことはできませんでした。
また、2つの小さなネオジム磁石の間に手を入れ磁石同士を近づけると、手を挟むことができるほど強力です。
皆さんにもネオジム磁石に触れてもらい、その磁力を体験してもらいました。
また、皆さんにネオジム磁石同士を反発させて足場を浮かせた台にも乗ってもらいました。大人の小学校の先生が
乗っても足場は浮いています。ネオジム磁石の磁力の強さに改めて皆さん驚かれていました。台は最後に、全員に
乗ってもらいました。

磁石の歴史についても勉強しました。磁石の発明には多くの日本人が関わってきたことが紹介された後、ここで
「ネオジム磁石を発明したのはどこの国の人か?」というクイズが出されました。
磁石の発明に日本人が大きく貢献してきたことが分かりました。

最後のクイズは、モーター・発電機・切符の中で磁石が使われているものはいくつあるかというものでした。
クイズの後にはこれらのものに磁石がどのように使われているのか説明がありました。
身の周りで磁石が様々な用途で役立っていることを再認識させられました。

最後にこの日のまとめ。
この授業で、一人でも多くの小学生の皆さんに、磁石等の実験・研究や高専に興味を持ってもらえると幸いです。
終わりの挨拶も皆さん元気にしてくれました。

 

 

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