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科学教室 「連理返りを作ろう」(平成29年8月25日 於 奈良高専)

平成29年8月25日(金)、大和郡山市との学市連携協定事業の一環として、科学教室「連理返りを作ろう」が奈良高専で開講され、大和郡山市の小学生15名が参加しました。

 
            (機械工学科 廣 和樹 教授)

機械工学科 廣 和樹 教授により奈良高専について簡単に紹介があった後、身近にある現代のメカと、それに対してモーターやガソリンを使わない昔からあるメカであるからくり人形についてお話がありました。最近は省エネなからくり人形の仕組を活かした機械も色々と作られるようになっているそうです。

   

さて、連理返り作りの開始です。連理返りは、引合筒という筒の中の重りを移動させ、人形が階段を自動的に降りるからくりです。まずはストローや球などを使って、引合筒を作りました。ちゃんと人形を動かすためにこの引合筒作りは非常に重要です。

   

分からないことがあったときには、先生以外に技術職員や補助学生もサポートに入ってくれました。

   

人形の降りる階段作成。
 
 
 
続いて人形を作っていきます。レーザー加工で作られたいくつかの部品を組み合わせていきます。
細かい部品が多く接着剤を使ったりもしたので、皆さん、慎重に作業を進めていました。

   

人形と引合筒を合体させました。筒の位置の調整が難しそうでしたが、上手くいった人から順に階段を降りるのに成功させていました!

   

廣教授から、なぜ人形が降りて行くのか解説がありました。シーソーを例に出して力のモーメントについて話をした後、連理返りにも当てはめて、筒の中の重りの移動によるモーメントの変化により人形が降りて行くと説明がありました。
 
 
 
最後に廣教授から「今後も夢や希望を持って色々な事に挑戦してほしい」と挨拶がありました。皆さん、お疲れ様でした。
なお、作った連理返りは持って帰ってもらいました。家でもまた実験してみてください。

 
 

 

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