奈良工業高等専門学校

社会貢献

Contribution

HOME 社会貢献 科学教室・出前授業 出前授業 「ムラサキキャベツの色素で液の性質を調べよう!」(平成31年2月15日 於 治道小学校)

社会貢献

出前授業 「ムラサキキャベツの色素で液の性質を調べよう!」(平成31年2月15日 於 治道小学校)

奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、
平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学
校からの依頼により、奈良高専が出前授業として実施しているものです。

平成31年2月15日(金)には、大和郡山市立治道小学校において、物質化学工学科 伊月 亜有子 准教授が、「ムラ
サキキャベツの色素で液の性質を調べよう!」と題した出前授業を行いました。


    (物質化学工学科 伊月 亜有子 准教授)

授業ではまずムラサキキャベツをエタノールが入ったビンに入れ、それが紫色になるまでよく振りました。
この色素はアントシアニンといい、酸性やアルカリ性の水溶液により変色するので、液の性質を調べる指示薬と
して使われます。リトマスやBTBといった他の指示薬と異なり、このアントシアニンは様々な色の変化を見る事が
できるという特徴があります。

 
 
 

このムラサキキャベツ液を、様々な性質(pH)の水溶液に入れることでどのような変化が起こるか実験しました。
ムラサキキャベツの色素は入れた水溶液の性質により下図のような変化を示します。

生徒さんたちも、用意された様々な水溶液が入った試験管にムラサキキャベツ液を入れていきました。
皆さん、カラフルな変化に驚きの声を上げていました。

 
 
 
 
 

続いて、身近な食品や日用品の性質を調べる実験を行いました。
空の試験管に先にムラサキキャベツ液を入れ、その中に色々な食材や日用品を入れていきます。
今回は、レモン・こんにゃくの液・中華麺・重曹・虫刺されの薬の性質を調べました。
生徒さんたちはそれぞれの色の変化を確認すると、プリントに記録していました。

 
 
 
 
 
 

最後に生徒の皆さんが元気良く挨拶してくれました。
今回の実験では、身近にある物を多く使用しました。これをきっかけに、身近な化学に興味を持ってもらえると
幸いです。

 

 

PAGETOP