社会貢献 出前授業 「空気電池を作ろう!」(平成29年7月13日 於 矢田南小学校) 奈良高専では、今年度も出前授業を実施しています。これは、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図るため、平成16年1月に奈良県大和郡山市と学市連携協定が結ばれ、創造性や科学的な考え方を育むことを目的に、小中学校からの依頼により、本校が出前授業として実施しているものです。 平成29年7月13日(木)には、大和郡山市立矢田南小学校において、物質化学工学科 片倉 勝己 教授による「空気電池を作ろう!」と題して授業を行いました。 授業では最初に奈良高専について簡単な紹介があった後、電池の歴史やその便利なところ、簡単に作ることができる電池の種類について説明がありました。この中で、片倉教授から、「世界最古の電池は何年くらい前のものか」というクイズがあったのですが、2000年以上前という答えが発表されると、生徒の皆さんは非常に驚いた様子でした。 引き続き、これから作る空気電池について説明がありました。空気電池は空気中の酸素と金属を用いる電池です。今回の実験では備長炭、アルミホイル、針金等を用います。 さぁ、実験開始です。二人一組になって、空気電池の作製を行いました。先生や本校の補助学生の助けを借りながら、空気電池の製作を進めて行きました。最後には皆さん、空気電池でモーターに繋がれたプロペラを回すことに成功していました。 終わりの号令。皆さん、1時間半以上の長時間に関わらず、集中しながらも楽しく実験を行えた様子でした。