
≪地理 本科1年生5学科共通≫
地域創生マインド養成教育プログラムは、平成28年度より試行スタートし、地域で活躍する人材育成を目指し、「地域創生理解科目」「地域創生演習科目」「地域創生実践科目」の3つの科目群で構成されました。
平成29年度は専攻科改組に伴うカリキュラム改正により本格展開を図り、学年進行と共に順次履修していくことで、地域創生意識を涵養していく教育プロセスを作り上げて参りました。
平成30年度は、前期において計画された地域創生全6科目が出揃いました。実質的に地域創生人材育成プログラムが完成し、学内での地域創生科目の周知、浸透が図られたと言えます。
本科1年生5学科共通の講義「COC+地理」が、昨年度に引き続き、COC+事業における地域創生理解教育の一環として、平成30年7月23日(月)から10月30日(火)までの期間、各学科全5回に渡って実施されます。
世界と日本の諸地域にみられる「地域性」を自然・社会の両面から理解するとともに、各地域が抱える諸問題について考える講義の中で、奈良県の地域性を理解し、奈良県の抱える問題について統計から分析し、その魅力を見出すことにより、地域に対する愛着を深めて参ります。

電子制御工学科1年生による市町村の魅力をPRするポスターが、斑鳩町商工会で掲示されました!
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平成30年度「COC+地理」(本科1年生5学科共通)の授業において、「奈良県の魅力を発信してみよう!」と題した市町村の魅力をPRするポスター作りに学生が挑戦いたしました。
この度、電子制御工学科1年生の1学生グループが、調べ学習を通して、「斑鳩町」へ興味関心を抱き、その魅力をA1ポスターとして作成しました。
その取り組みが、斑鳩町商工会で掲示されました!
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≪講義内容≫

平成30年10月3日(水)の5・6限目に電子制御工学科1年生を対象に上島 智史講師による第2回『COC+地理』の講義が行われました。

(担当教員 上島智史 講師)
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(グループ決定の様子)
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第2回 講義:グループ活動① ・グループ決定・市町村決定
学生は、夏休み前に行われた第1回目の講義を踏まえ、夏休み中に地理的な視点から奈良の市町村について調査・考察する課題に取組みました。それぞれが奈良の市町村の魅力を再発見すると共に、本日第2回目の講義では、グループを決定し、グループ内で夏休みの課題を報告し合い、取組む市町村を選択しました。そして、「奈良県の魅力を発信してみよう!」と題して、選択した市町村の魅力をPRするポスターづくりに挑戦いたします。
(グループで取組む市町村を選択する様子)
次回の講義は、「初めて聞く人にも分かりやすく伝えよう!」を念頭に、発表内容、デザインの決定を行い、パワーポイントを活用したポスター作成が予定されております

『COC+地理』では、奈良県の市町村を学校や地域の図書館、インターネットを利用して調査・考察し、奈良の魅力を再発見すると共に、各グループが選択した市町村の魅力をPRする「奈良県のポスター」作成に取り組んでおります。
平成30年10月9日(火)5・6限目、電子制御工学科1年生を対象に、マルチメディア演習室において、上島 智史講師による第3回目の講義が行われました。

(担当教員 上島智史 講師)
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(パワーポイントの操作方法説明の様子)
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第3回 グループ活動② ・発表内容、デザイン決定・ポスター作成
はじめに、上島講師からプレゼンテーション用パワーポイントの操作方法の説明が行われました。学生は、ポスターサイズの設定方法等、スライド作成に関する基本原則や注意事項について学びました。
つぎに、市町村の基本情報(位置・人口等)を踏まえ、「何をメインに発表するか?」「聞き手の興味を惹きつけるものは何か?」等、発表内容やデザインについてグループ内で話し合い、それぞれが担当するテーマを決定し、分担作業を開始しました。
(グループ内で話し合う様子)
分担作業の合間に、参考として現3年生が作成したポスターの紹介がありました。
最後に、上島講師から次回の講義について説明が行われ、学生は「奈良の魅力を再発見すると共に、各グループが選択した市町村の魅力をいかにPRするか?」を念頭に、ポスター全体のレイアウトを考え、引き続きそれぞれが担当するテーマの作業を行い、データを合わせて、一枚のポスターに完成する作業が予定されております。

『COC+地理』では、奈良県の地域性を理解し、奈良県の抱える問題について統計から分析し、各グループが選択した市町村の魅力をPRする「奈良県のポスター」作成に取組んでおります。
平成30年10月18日(木)5・6限目、電気工学科1年生を対象に、情報処理演習室において、上島 智史講師による第4回目の講義が行われました。

(情報処理演習室 講義の様子)
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(パワーポイントによる分担作業の様子)
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第4回 グループ活動③ ・調査およびデータ整理・ポスター作成
前回に引き続き、学生は「奈良の魅力を再発見すると共に、各グループが選択した市町村の魅力をいかにPRするか?」を念頭に、それぞれの班で、各自が担当するテーマについてパワーポイントによる分担作業を行いました。
その後、ポスター全体のレイアウトを考えながら、各自が担当したテーマのデータを合わせて、一枚のポスターに完成する共同作業が行われました。

(一枚のポスターに仕上げる共同作業の様子)
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(担当教員 上島智史 講師)
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最後に、上島講師から次回の最終グループ発表についての説明が行われました。
最終グループ発表で、学生は、市町村の基本情報(位置・人口等)を踏まえ、「何をメインに発表するか?」「聞き手の興味を惹きつけるものは何か?」等、発表内容やデザインについてグループ内で話し合って完成させた「奈良県のポスター」をPRする予定です。

本科1年生5学科共通の『COC+地理』では、これまでの系統地理学、世界の地誌などの学習を踏まえ、「将来エンジニアとして地域を見つめるための視点を養うこと」を目的に、市町村の魅力をPRする「奈良県のポスター」作成にグループで取組んで参りました。
平成30年10月22日(月)地域創生交流室において、電気工学科(1E)の学生によるポスター発表が行われました。

(担当教員 上島智史 講師)
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(地域創生交流室 発表の様子)
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(発表の様子)
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(発表の様子)
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第5回 グループ発表 (ポスター発表)
このポスター発表は、学生が1グループ4~5名、9班に分かれて、7分の限られた時間内に奈良県の市町村の魅力をわかりやすく聞き手にPRすることを目的としております。
発表者2名は常に班のポスターの設置場所に待機し、教員の合図で順番に交代し、全員が均等に発表を行います。それ以外のメンバーは他の班の発表を聞き、評価を行います。
相互評価は、「評価・コメントシート」に直接記入する方法もしくは、スマートフォンでQRコードを読み取りWebによる方法(スマートフォンを持っていない人以外は推奨)で行われました。
<評価内容>
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内容 |
評価(高>低) |
1 |
分かりやすいポスターになっていた。 |
5・4・3・2・1 |
2 |
声量やスピーチは適切で聞き取りやすい。 |
5・4・3・2・1 |
3 |
地域の魅力を分かりやすく説明しようとしている。 |
5・4・3・2・1 |
4 |
総合評価(全てを踏まえての評価) |
5・4・3・2・1 |
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学生は、奈良県の市町村について、基本情報である人口・面積・世帯数などの統計データや歴史・文化・風習などについて調べ、また、そのエリアの観光、特産品・郷土料理・伝統産業や世界遺産、重要文化財・伝統的建造物などの情報を集め、まちの強みを紹介しました。そして、キャラクター等を用いた地域おこしの現状やイベント情報を伝え、まちの魅力を最大限にPRしました。

(教員による評価)
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(学生によるスマートフォンでの評価)
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各班が、色々な角度からまちの魅力に気づき、ポスター発表を終えました。
今回の講義を通して、奈良県の市町村について、自らが調べることにより考え、関心を持ち、その魅力を聞き手にPRすることができました。