平成27年度、奈良県の補助金を活用して「超高齢社会における生活支援に向けた地域産業創出を考える会」が設立され、これまで3回の講演会が開催されてきました。
今回、今年度最初の講演会(第4回)が開催され(平成28年6月30日(木) 於.奈良学園大学)、本校の後藤景子校長が出席しました。講演に先立つ挨拶で、現在、奈良女子大学、奈良県立大学と協働で地方創生(COC+)事業に取り組んでおり、奈良県が抱える大きな課題の一つである高齢化社会問題に向けて、介護ロボットや医工連携をテーマに本校内研究シーズを結集した校内横断的な研究チーム(研究クラスター)を組織し、県内企業・団体・自治体と連携して課題解決に向けて取り組んでいる旨が紹介されました。
当日は、ニーズ紹介として、奈良県総合リハビリテーションセンター 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 石橋裕子氏.による『回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の介護』について講演があり、続いて、シーズ紹介として、大和ハウス工業 福田祐介氏による『アザラシ型セラピーロボット「パロ」について』の紹介、株式会社プロアシスト 生駒京子氏による『小型脳波計<脳波センサZA>を活用したこれからのヘルスケア』について講演が行われました。
高齢化社会における生活支援は、身に迫る喫緊の課題であり、盛況となった会場では参加者の皆さんが熱心に聴講されておられました。
本校では、今後も地方創生に向けた課題解決に向けて工学的な見地から地域貢献に取り組んでまいります。