去るR5年8月24日、奈良県が主催する『脱炭素を実現する夢の水素エネルギー』イベントが行われました。
奈良高専による科学教室のほか、奈良県オールトヨタより地域貢献の一環として寄贈された、燃料電池車「MIRAI」が展示され、水素エネルギーを紹介するポスターも展示されました。
科学教室は今年で3回目と好評な奈良県のイベントとなっています。物質化学工学科 山田裕久准教授と松本充央GEAR特命助教、研究室の学生5名が科学教室を担当しました。イオンモール大和郡山イベント広場で3回に渡り実施しました。
このイベントはR3年度、奈良県内初の水素ステーション「イワタニ水素ステーション奈良大安寺」が開設されたことを記念し、奈良県内における水素エネルギーへの理解促進を目的として行われています。
山田研究室の専攻科1年、音成さんが科学教室の実験の説明を行い、縄手さんが解説を行いました。
専攻科2年の大井さん、本科5年の加藤さん、山口さんはサポートをしました。1回目から、スムーズに参加者をサポートし、明るい雰囲気で実験が進みました。今回の参加者は、小学生を中心に老若男女、幅広い年齢の方にご参加いただきました。
1つ目の実験は『ボルタ電池を作る』です。水に3種類の粉を入れ、どう変化するか、通電してオルゴールは鳴るのか?
参加者は、白衣とゴーグルを着用し、何が始まるのかとワクワクしながら実験に参加していました。
2つ目の実験は『燃料電池を作ろう』です。水素が何なのか、分からない小さな子供さんでも簡単に出来る実験で、炭素棒から泡が出てくるのを不思議そうにじっと見られていました。

参加後のアンケート(一部抜粋)
【 小学低学年 】
「燃料電池の実験で炭素の棒にぶくぶくついていて楽しかった。」
「実験道具をさわれて楽しかったです。」
「泡がぶくぶくと出て来た時は楽しかったです。」
「リトマス紙の色が変わることが楽しかった。オルゴールの音が鳴ったことにびっくりした。」
など、実験を楽しんでいただけたお声を頂きました。
【 小学高学年 】
「学校でやってない実験が出来て楽しかった。」
「とても楽しかった。空気がお風呂に入っていることを初めて知りました。」
「水素や酸素のしくみや電気の使い方が分かりました。」
「とても楽しかった。この学校に頑張って入りたい。」
など、実験を楽しんでいただけたお声を頂きました。
左から山田准教授、大井さん、縄手さん、音成さん、松本特命助教、山口さん、加藤さん
昨年度に引き続き、物質化学工学科 山田 裕久准教授がユニットリーダーとして参画している『GEAR5.0 K-§MART』の活動の一環として行いました。