本校専攻科2年生を対象とする「地域と世界の文化論」（担当教員：竹原 信也准教授）は、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地方創生に関する使命感を滋養します。
2020年9月8日（火）本校地域創生交流室に、奈良県東吉野村で人文系私設図書館Lucha Libroを運営するキュレーター青木 真兵様をお招きしました。
今年7月、青木様に「アフターコロナ、ウィズコロナ時代における働き方・生き方」をテーマとするご講義をいただき(https://www1.jimu.nara-k.ac.jp/contribution/2020/07/lucha-libro.html)、今回はその内容を踏まえて、学生たちが考える"アフターコロナ、ウィズコロナ時代と技術者が担っていく役割"についてグループ発表を行いました。
社会が感染症と共存していくために、あらゆる事柄やサービスの更なる「オンライン化」が必至であるという学生たちの共通認識から、働き方、教育、医療、など多岐にわたる具体的なアイデアが発表され、青木様との活発な質疑応答の中で「技術者の視点でまとめられている」などとコメントをいただきました。
感染症対策がきっかけとなり世の中のオンライン化が加速、地方などの物理的な不利が減少する一方で、空間の共有、人同士のコミュニケーションや共感などの重要性にも気づく機会となりました。
青木真兵様プロフィール：「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史（フェニキア・カルタゴ）研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士（文学）。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」（https://omeradi.org/）の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。
奈良県東吉野村在住。
