平成30年10月30日(火)に奈良市立三笠中学校において情報工学科 松村 寿枝 教授が、
「音を見てみよう-フリーソフトで音を分析する-」を実施しました。
私たちの身の回りにあふれている音をマイク、パソコン、フリーソフトを使って分析し、
音の特徴について分かりやすく講義しました。


松村教授から学校の紹介、授業の概要について説明がありました。

フリーソフトを使ってどこまで音が聞こえるか実験です。一般に人間の聴覚は
下は20Hz程度から、上は(個人差があるが)15,000Hzから20,000Hz程度まで聞こえるそうで、
順番に周波数を上げていきます。生徒の皆さんは16,000Hz以上聞こえている方もいらっしゃいましたが、
中年の筆者には全然聞こえませんでした。それが普通だそうですがちょっぴりショックでした。(笑)
フリーソフトを使って音を見ます。

音叉を鳴らしました。波形が画像として表示されています。

カスタネットを鳴らしました。音叉とは違う波形です。

手を打っています。同じ打音でもカスタネット違い、波形が類似でも丸みを帯びているように見えます。

ホイッスルを吹いています。波形もなんとなく激しく見えます。

琴の2弦を同時に弾きました。波が重複して複雑な波形を作っています。

リコーダーを吹きました。波形がなんとなくおだやかな固まりのように見えます。

母音「あ」、「お」をマイクに向かって声を出してみました。音の高さはほぼ同じですが、
波形に特徴がでます。

生徒さんより質問を受けています。
90分の間、和やかな雰囲気でかつ真摯に授業を聞いてくれました。
是非とも理系分野に興味を持っていただき、奈良高専にチャレンジしてくださいね。
お疲れ様でした。