奈良工業高等専門学校

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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

下市小学校に於いて、出前授業「楽しい!不思議!磁石と遊ぼう」を実施しました。 (2018年3月7日掲載)

本校では、児童生徒の理科離れが進む現状の改善を図り、創造性や科学的な考え方を育むことを目的として、県内外の小・中学校に於いて出前授業を実施しております。

平成30年2月28日(水)、吉野郡下市町の下市小学校に於いて、本校 電気工学科 藤田 直幸 教授・池田 陽紀 助教及び学生3名による出前授業「楽しい!不思議!磁石と遊ぼう」を実施しました。

この度の出前授業は、地方創生推進事業(COC+)の一環で、下市町を題材に地域課題の抽出とその解決策を探る地域創生演習型講義「地域社会技術特論」(専攻科1年生対象)を通じて、学生と下市町の交流が深まると共に地元意識が涵養されたことにより、行われました。

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(本校 電気工学科 藤田 直幸 教授)

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(参加した本校の学生3名)

藤田教授からスタッフ紹介が行われ、早速授業が開始されました。スチール缶やアルミ缶、紙の箱に磁石を近づけ、鉄などを引き寄せることやNとSの二つの極があり、目には見えない磁力線があること、磁石同士を近づけると、異なる極は引き合い、同じ極は反発しあうこと等の磁石の性質について、児童生徒に質問を交えながら理由についても考えてもらいました。

そして、「磁石振り子を止めるゲーム」や「銀玉浮遊手品」、「磁力線の観察」等を通して、磁石の楽しさや不思議を実際に体験しました。

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(質問に答える児童生徒の様子)

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(答えに対する理由を説明する様子)

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(磁石振り子を止めるゲーム)

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(磁石の不思議を体験する様子)

さらに、磁石の開発の歴史に日本人が大きく関わっていることを知ってもらい、永久磁石のうちで最も強力とされている「ネオジム磁石の紹介」をして、児童生徒に体験してもらいました。そして、私たちの暮らしの中でモーターや発電機に磁石が使われている例を風力発電や火力発電等から説明し、「磁気カードの紹介」から目には見えない部分で磁石が活用されていることを児童生徒は知り驚きました。

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(モーターの説明)

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(目に見えない部分で磁石の活用を知る様子)

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(磁石の強力さを体験する様子)

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(本校 電気工学科 池田 陽紀 助教)

最後に、藤田教授は「日本では磁石の研究が盛んです。この授業で磁石のいろいろな働きを知り、面白いなと思った人は、大きくなって磁石の研究をする人になってくださいね。」と児童生徒に投げかけました。

この出前授業「楽しい!不思議!磁石と遊ぼう」を通じて、児童生徒は様々な実験を行い、「工夫する」「実験する」を繰り返すことの大切さを学びました。そして、それを繰り返すことで、実際の研究開発に於いて、発明や発見が生まれることを肌で感じることとなりました。

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