令和元年8月18日(日)に奈良県立民俗博物館と共催で、
「集まれ!キッズ学芸員2019 タマネギの皮でハンカチを染めてみよう!」を
物質化学工学科 石丸 裕士 准教授と4年生5名が実施しました。

冒頭、奈良県立民俗博物館の溝邊主任学芸員から事業の紹介がありました。
石丸准教授から概要説明がありました。

補助学生が受講生をフォローしています。

白色のハンカチを輪ゴムで縛り、模様をつける準備をしています。

タマネギの皮を煮込むと飴色になります。この煮汁のなかに
白色のハンカチを入れて煮ます。

色素について講義がありました。タマネギの皮の色素であるクエルセチンを
水やエタノールに溶かすとどうなるでしょうか?クエルセチンと似た構造を
持つ紫キャベツの色素にレモン汁やヨーグルト等、身の回りにある溶液を入
れるとどうなるでしょうか?

染まり上がったハンカチを取り出し、媒染液につけるとできあがり。

溝邊主任学芸員より、戦時中に使用されたタマネギ染めの国民服について
説明いただきました。歴史と技術は密接につながっています。

顕微鏡でタマネギの細胞や微生物を観察してもらいました。

当日の22時54分から放映された奈良テレビの「県政フラッシュ」にもご紹介いただきました。
途中ハプニングもありましたが、補助学生や博物館スタッフの皆様のご協力で
無事に実験を終えることができました。
この機会が参加いただいた小中学生の皆さんの理系への興味につながれば幸いです。