去る2021年7月31日、奈良県内初の水素ステーション「イワタニ水素ステーション奈良大安寺」が開設されたことを記念し、奈良県内における水素エネルギーへの理解促進を目的として、奈良県が主催のイベント・科学教室が開催されました。
イベントでは奈良高専による科学教室のほか、奈良県オールトヨタより地域貢献の一環として寄贈された、燃料電池車「MIRAI」が展示され、水素ステーションや水素エネルギーを紹介するポスターも展示されました。
「電池の仕組みを探ろう」をテーマに科学教室を行いました。

物質化学工学科 山田 裕久准教授が参加者に電池をよく知ってもらおうと、1800年にイタリアの物理学者ボルダによって発明された「ボルダ電池」でオルゴールを鳴らしたり、生成した水素で燃料電池を作りました。
奈良県主催の水素エネルギー啓発イベントでボルタ電池、燃料電池の製作実験を中心とした科学実験を実施するとともに、参加した小学生に限らず、その保護者や見学者にもわかりやすい環境にやさしい水素エネルギー技術の重要性について講義しました。
奈良高専専攻科生が、白衣に身を包んだ、受講生、未来の科学者・技術者の実験を支援しました。

ボルタ電池でオルゴールを鳴らしたり、乾電池の電力で水を電気分解し、生成した水素で燃料電池を作りました。
受講生は皆、目を輝かせていました。未来が楽しみです!