産学協働・地域創生研究センター 奈良市立三笠中学校「高校授業体験」にて出前授業を実施しました。 奈良高専は、令和元年10月29日(火)に、奈良市立三笠中学校で行われた「キャリア教育参観」の中の3年生対象「高校授業体験」の1プログラムとして出前授業を行いました。この催しは、三笠中学校が周辺の高校から様々な教科担当の教員を招待し、生徒さんに高校で行われているような授業を受けてもらうという内容になっています。本校は理科の授業体験担当で、情報工学科 松村 寿枝 教授による「音を見てみよう-フリーソフトで音を分析する-」と題した授業を行いました。 授業では、まず奈良高専について簡単に紹介があった後、松村教授が普段研究している音声工学・音響工学について説明がありました。 (情報工学科 松村 寿枝 教授) 続いて、フリーソフトを使用してどこまで高い周波数の音を聴き取れるかという可聴域のチェックを行いました。中学生の皆さんは20000Hz近くの高い周波数まで聴き取ることができていましたが、参観に来られていた保護者の方々は15000Hzくらいから聴き取ることができていないようでした。 次の実験では音に含まれる周波数成分を見ることができるフリーソフトを使用して、様々な音の分析(周波数分析)を行いました。今回は、生徒の皆さんがマイクの前で、指を鳴らしたり、鈴を振ったり、定規を弾いたり、声を出したりしてくれたので、それらの音の分析を行いました。色々な音の波形を、生徒の皆さんは興味深そうに見られていました。 最後にまとめと生徒の皆さんからの挨拶。皆さん、最後まで楽しみながらも集中して授業を受けられていました。 この日、実験で使用したフリーソフトは、誰でもインターネットでダウンロードして試すことができるので、興味のある方はぜひ検索してみてください。