本校専攻科2年生を対象とする「地域と世界の文化論」(担当教員:竹原 信也准教授)は、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地方創生に関する使命感を滋養します。授業のテーマに応じて特別講師を招へいし、オムニバス形式の講義を実施します。
2020年8月4日(火)、本校地域創生交流室において、一般教科(保健・体育)担当の松井 良明教授による「ヨーロッパ球技史の『謎』:テニスの起源を探る」と題した特別講義が行われ43名の学生が参加しました。
松井教授の専門分野は、英国スポーツ史およびスポーツ文化論などで、近年はヨーロッパ球戯の歴史や時代背景の研究にも取り組んでいます。

<松井教授>
|

<竹原准教授>
|
今回の講義ではテニスを例に、スポーツの起源からグローバル・スタンダードが形成されるまでが紹介されました。長い歴史の中で派生した様々な球技(または球戯)は、一見レトロな形状の用具を用いて今なおヨーロッパ各地で大人から子どもまで楽しまれており、歴史的背景に想いを馳せる興味深いものでした。
学生からは、「(テニスは)臨機応変に変化を受け入れて簡潔な姿になることでグローバル・スタンダードとして広まった」「他のスポーツのことも知りたい」、などの感想が聞かれました。

<壁にボールを打ち合う競技「バスク・ペロタ」の用具>
|

<講義の様子>
|