本校専攻科2年生を対象とする「地域と世界の文化論」(担当教員:竹原 信也准教授)は、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地方創生に関する使命感を滋養します。授業のテーマに応じて特別講師を招へいし、オムニバス形式の講義を実施します。
2020年7月14日(火)、奈良県立大学 中谷 哲弥教授による、「宗教の多様性と文化」と題した特別講義が行われ、 新型コロナウイルス感染症対策により登校禁止期間中の学生41名がオンラインで参加しました。

(奈良県立大学 中谷教授)
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(本校 竹原准教授)
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本講義では、世界において信仰される多様な宗教は、その地域の生活や文化に深く関わっていることを学びました。インドで信者が多いヒンドゥー教を例にとり、宗教が根差した様子の具体的な紹介がありました。
また、日本人に見られる、先祖から継承される宗教以外の宗教に個々が自由に関わる行動(神社での初詣、キリスト教信者以外の者の教会での結婚式、など)が、世界的には不可解であり、日本人にとって宗教とは習慣・習俗と考えられていることを知りました。
学生からは「宗教に対する日本人と世界での意識の違いを知ることができた」など、広く世界の事柄を知り、宗教観について見聞を広める良い機会となりました。