令和元年8月18日(日)、生駒小学校等で生駒市・生駒市教育委員会主催の『IKOMAサマーセミナー』が開催され、当セミナー授業の一つとして
本校情報工学科 松村 寿枝 教授による「音を見てみようーフリーソフトで音を分析するー」と題した授業が行われました。(於、生駒市小学校)

(本校 情報工学科 松村 寿枝 教授)
まず最初に音について説明があった後、受講者の皆さんに可聴域のチェックをしてもらいました。
可聴域は、人が音として認識できる周波数の範囲です。人は20Hz~20,000Hz程度の周波数を聞き取れますが、加齢とともに高い音が聞き取れ
なくなります。今回は様々な周波数の音を出すことができるフリーソフトを使ってチェックを行いました。今回受講された皆さんは全員10代でしたので
18,000Hzくらいまでは全員聞き取ることができ、人によっては20,000Hzも聞き取ることができていました。
なお、動物により可聴域は異なりますが、コウモリは人間の6倍の約120,000Hzまで聞くことができるそうです。




次に、音に含まれる周波数成分を見ることができるフリーソフトを使用して、色々な音の分析を行いました。
まず、2人の受講者の方の声の分析を行いました。分析された音の波形を比較し、それぞれの波形の違いを確認しました。




続いて持ち込んだ色々な楽器等から一つを選んでもらって周波数分析を行いました。
今回選ばれたのは卓上ベル。分析すると先程の声とは波形が大きく異なることが分かります。


最後に奈良高専の紹介と今日の授業のまとめ。
皆さん、楽しみながら音について学ばれていました。今回の授業で使用したようなフリーソフトは誰でもダウンロードできますので、興味がある方は
是非検索してみてください。
