本校専攻科2年生を対象とする「地域と世界の文化論」(担当教員:竹原 信也准教授)は、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地方創生に関する使命感を滋養します。授業のテーマに応じて特別講師を招へいし、オムニバス形式の講義を実施します。
2020年7月7日(火)、奈良女子大学 寺岡 伸悟教授による、「社会と工学の接点 社会技術開発と地域文化」と題した特別講義が行われ、 新型コロナウイルス感染症対策により登校禁止期間中の学生46名がオンラインで参加しました。

(左:本校 竹原准教授 右:奈良女子大学 寺岡教授)
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(農家の意見を取り入れ、三晃精機株式会社様と 共同研究に取り組む農作物自動運搬車)
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本講義では、奈良県の農山村部における過疎化や少子高齢化の現状を知り、その進行を止め人々が暮らし続けられる地域(=持続可能な社会)を維持するために必要な要件について考えました。
講義後半、学生は数名ずつのグループに分かれて意見や感想を共有し、奈良の地域性と地域の抱える問題を知るとともに、発想の転換やエンジニアとの協働によって、農作業の軽減化や地域の自立化を推し進めていくイメージを描く良い機会となりました。