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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

平成30年度 COC+政治・経済

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※平成28年度 「COC+政治・経済」 実施の様子       

≪COC+ 政治・経済 本科3年生5学科共通≫

本講義では、昨年度に引き続き、地域創生理解科目として、奈良県が抱える重点課題を解決できるリーダーの人材育成のために、奈良県の地域産業・経済に対する理解を深め、地元企業の魅力を発見し、地域への愛着を高める講義を実施しています。

奈良中央信用金庫様や奈良県内企業5社にご協力を頂き、奈良県経済の課題や実際のものづくりの現場で抱えられている問題の提起、その課題や問題に対して、技術者の立場から商品・サービスのアイデアを考え事業計画書を作成いたします。

平成30年6月13日(水)より全6回に渡って実施し、奈良中央信用金庫様や県内企業5社による特別講演も予定されております。

第4回目には、学生の商品・サービスのアイデアを県内企業5社に見ていただき、最終日には、学生が作成した事業計画書をグループで発表し、奈良中央信用金庫様に評価して頂くことになっております。

 


 

≪講義内容(予定)≫

週数 日程 講義内容
(3S・3C) (3E・3M・3I)
第1回 6 /13(水) 6 /14(木) 奈良県経済の現状と課題
特別講義:奈良中央信用金庫様による奈良経済の課題
第2回 6 /20(水) 6 /21(木) 1.データを用いて奈良県の特徴を把握してみよう
2.体験「SWOT分析!」奈良県経済の現状を分析しよう
第3回 6 /27(水) 6 /28(木) 事業計画書を作成しよう
  ― 商品・サービスのアイデアを考え事業計画書をつくろう ―
第4回 7 / 4(水) 7 / 5(木) 1.特別講演:奈良県企業様による特別講義
2.事業計画書をみてもらおう!
第5回 7 /11(水) 7 /12(木) 事業計画書発表準備
 ― プレゼンテーションの準備をしよう!―
第6回 7 /25(水) 7 /26(木) グループ発表
奈良中央信用金庫様による評価

 




≪COC+ 政治・経済 担当 竹原 信也准教授・藍澤 光晴准教授≫

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第1回 奈良県経済の現状と課題 特別講義:奈良中央信用金庫様による奈良経済の課題

平成30年6月13日(水)と6月14日(木)に、地域創生交流室において、本科3年生を対象に、第1回 『COC+政治経済』の特別講義が奈良中央信用金庫様のご協力のもと、「奈良県経済の課題」と題して行われました。

奈良中央信用金庫様は、昭和23年創業以来、「常に地元の皆さまと共に、地元の発展に貢献する。」という経営理念の下、時代の変化に対応しつつ、常に地元との共存共栄を目指し、主に預金と融資を通じて奈良県の発展に、社会的役割を果たされている金融機関です。

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担当教員から昨年度の奈良県内企業5社による特別講義や最終グループ発表の様子を交えながら、講義概要・成績評価・到達目標(理想の姿)等について説明がなされました。

そして、地方創生推進事業(COC+)とその背景にある日本の現状について述べ、その上で、コンピュータによる知的な情報処理システムの設計や実現が人工知能(AI)によって行われている背景等を受け、仕事におけるルーティンワークが減少しており、それに代わる新しい手法として、これからの社会で求められているのはグループワークによる問題解決能力であることをOECDの調査から説明しました。そして、奈良県で唯一の工学系高等教育機関である奈良高専の位置づけや役割についても述べられました。

最後に、「皆さんは、将来工学的知識を持って社会に出ます。この授業では、エンジニアとして地域の課題を解決するアイデアを考え、奈良を元気にするための事業計画書を作成します。この事業計画書は、金融機関から資金調達をするために非常に重要となります。ベンチャーマインドを持って、事業計画書を作成してください。」と、激励の言葉がありました。

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 奈良中央信用金庫 地域創生推進室 室長 山田 章生様からは、産学官金が協働で取組む地方創生の主旨のご説明や金融機関の役割や種類・業務、信用金庫と銀行の違い等についてご紹介いただき、Web上での金融取引の進展、AI融資の実現等、金融と最先端の技術が様々な形で融合して新しい金融サービスを作り出す、ファイナンス・テクノロジー(フィンテック)により、金融が急速に進化している現状について、お話しいただきました。

そして、奈良県経済の概要や奈良県内産業、主要な製造業及び地場産業の現状と課題を全国ランキングや市場占有率を用いてご説明いただきました。学生は、これから実際に作成する事業計画書が、企業の経営指針やビジョンとなり、金融機関の評価を大きく引き上げ、資金調達を実現する重要な役割であることを知りました。最後に、奈良県に本店がある企業のうち大企業は27社であり、大企業の中でも上場企業数は5社であることを述べられました。さらに、都道府県別上場企業数ベスト1位は東京で、全国上場企業数3618社のうち1883社で半数以上を占めている「東京一極集中」の現状、大都市と呼ばれる都道府県に上場企業が集中している現状を示し、大企業に魅力を感じる人が大都市に流れていくお話しをされました。

「奈良県経済の課題として、大事なことは、奈良県内に働く場所として魅力ある企業が現れることです。まずは、今ある県内の中小企業が成長と発展をして、大企業や全国上場企業になることです。さらに、新規事業の創出が起こることです。その為には、皆様のような若くて優秀な技術系人材が奈良県内でベンチャーマインドを持って活躍して頂ければと思います。是非、奈良県に愛着を持って、奈良県の発展に協力してください。」と、期待を込めて述べられました。

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奈良中央信用金庫 山田様

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【6月13日(水)1・2限目  電子制御工学科と物質化学工学科 講義の様子】

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担当教員 竹原准教授

【6月14日(木)1・2限目 電気工学科と情報工学科 講義の様子】

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奈良中央信用金庫 堀内様

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担当教員 藍澤准教授

【6月14日(木)3・4限目 機械工学科 講義の様子】

その後、学生に質疑応答の時間が設けられました。中には学生から積極的な挙手による質問もあり、山田室長から丁寧に答える場面が見られました。

次回は、平成30年7月4日(水)と5日(木)に、第4回 奈良県内企業5社による特別講義が予定されております。

 


 

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第2回
1.データを用いて奈良県の特徴を把握してみよう2.体験「SWOT分析!」奈良県経済の現状を分析しよう

平成30年6月21日(木)の3・4時限目に、本科3年生 機械工学科の学生を対象に第2回COC+政治・経済の授業が行われました。

はじめに、担当教員の藍澤 光晴准教授から「今日の授業は、前回の奈良中央信用金庫様の特別講義を踏まえて、奈良県の特徴を把握し、奈良県経済の現状を分析します。そして、経済の基礎知識として、経済活動やストックとフロー、GDPについて学びます。」との説明がありました。

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 (担当教員:藍澤 光晴准教授)

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(授業の様子)

授業の内容

1.奈良県の特徴を整理する
学生は、奈良県の地理的・文化的・経済的な特徴について、再確認し奈良県の現状を把握しました。
2.体験:SWOT分析
SWOT分析とは、組織や個人がおかれている外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)の4つのカテゴリーに分類することで、現状を分析し戦略に結び付けるための方法です。1960~70年代にアメリカで開発され現在では企業を中心に様々な団体で用いられています。今回は、この簡易版として、学生が4~5人のグループに分かれ、自分たちが出し合ったアイデアを付箋に記入し、ホワイトボードに描かれた4つのカテゴリーに貼って分類するグループワークを行いました。 20170622 SWOT.jpg
3.グループ発表 
学生は奈良県の地理的・文化的・経済的な特徴を活用して、自分たちのアイデアを見つけ、分類された4つのカテゴリーについてクロス分析を行い、積極的攻勢(プランA)、差別化戦略(プランB)、段階的施策(プランC)、専守防衛(プランD)のそれぞれの策を具体的に考えて事業計画書作成の一つのアイデアとしてまとめました。 20170622 cross.jpg
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(グループワークの様子)

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(グループ発表の様子)

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(わかったこと、感想、改善点等を記入する様子)

全てのグループ発表を終え、他のグループの発表で参考になる点やユニークな意見等について、情報共有をはかりました。

学生は、この授業を通して、奈良県の現状を知ると共に、実際のビジネスで行われている企業や事業の戦略策定や、マーケティング戦略を導き出すためのSWOT分析の手法を体験することができました。そして、このSWOT分析から見えてきたアイデアを今後、事業計画書にまとめて参ります。

 


 

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第3回
事業計画書を作成しよう ― 商品・サービスのアイデアを考え事業計画書をつくろう ―

平成30年6月28日(木)の5・6時限目に、本科3年生 情報工学科の学生を対象に第3回COC+政治・経済の授業が行われました。

はじめに、竹原准教授から次回に予定されている「奈良県企業様による特別講義」を踏まえ、広陵化学工業株式会社の会社概要等について紹介がありました。つぎに、学生は日本の企業数382万社のうち99%が、中小企業であり、日本の経済を支えている現状を学びました。そして、奈良県内で活躍する企業の現状と課題を知り、思いついたアイデアをビジネスとして実現させるための事業計画書に落とし込む作業が、グループワークにより行われました。

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(次回特別講義企業の紹介)

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(日本の企業の現状説明)

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(グループワークの様子)

学生は、事業計画書が金融機関から融資を受ける際や上司・他社にプレゼンテーションする際に利用されていることを知り、事業計画書をきちんと作成しておけば事業を運営するために必要なアクションを明確にできる事を学びました。

次回は、学生が作成した事業計画書を実際に企業と金融機関に見てもらい評価を頂く予定です。

 


 

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平成30年7月4日(水)と7月5日(木)に、地域創生交流室において、本科3年生を対象に、第4回 『COC+政治経済』(担当教員:竹原 信也准教授 藍澤 光晴准教授)の特別講義が行われました。

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(竹原 信也准教授)

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(藍澤 光晴准教授)

この特別講義は、本校と奈良中央信用金庫様との"地方創生コラボ企画"として、平成28年度から奈良県内の「卸売」・「プラスチック製品製造」・「機械製造販売」・「精密機器製造」・「商社」の多岐にわたる業種の企業5社を招へいし、本年度で3回目となります。

本科3年生1学科につき1企業が、事業内容や業界動向、抱えている課題等について、学生に直接お話しいただくことで、地元企業の魅力を知ると共にベンチャーマインドの涵養を目指しております。昨年度は、この地域創生科目を履修した学生が、地域創生マインドを高め各種コンテストに積極的に応募致しました。

学科 × 県内企業

企業紹介等

青果仲卸事業、直販事業、カット野菜事業、ミールキット事業、夕食宅配事業、おせち事業などを通じ、生産者が作られた「大地の恵み」である青果物を「余すところなく使い切る、売り切る」をミッションに、創業55周年を迎えられ、新たなステージへと、常に「変化対応」し「価値創造」に挑戦している企業です。

「こんなものがあれば」「この問題を解決できれば」といった「お客様の想いを形にする」オリジナルなものづくり実現の為に、光学機器という一分野に固執せず、異分野・異業種であっても積極的にマッチングを図り、自らのチャンネルを拡大させながら、長年の精密部品加工で培った技術と経験をバックボーンに、ISO認証取得や新規設備の増強など、自らの加工品質のレベルアップにも積極的に取り組む企業です。

平成元年に「夢は大きく」をコンセプトに設立し、OA機器・複合機・ビジネスフォン・システム開発・中古コピー機販売、WEB制作等のオフィスに関する総合商社で、「信用と信頼」をコンセプトに奈良県に密着したサービスで地域貢献を目指す企業です。

餅つき機やたまご焼成機などの食品加工機械・製菓機械の製造を中心に、混合攪拌機・造粒機などの理化学用機械の開発・製造・販売までを手がける明治43年創業の老舗企業です。多様化・複雑化、高品質化する業界のニーズに対応し、技術とハートで食・未来を拓き続けている企業です。

プラスチック射出成形メーカーとして創業されて以来、主に食品容器と臨床用器材の分野で、最高品質の商品を提供しておられ、さらに組織や技術開発、販売手法などの企業活動で継続的なイノベーションにより、収益力の高い新規事業分野の製品を次々と生み出す企業です。
第4回
1.特別講演:奈良県企業様による特別講義  2.事業計画書をみてもらおう!

各学科 × 県内企業をクリックすると、特別講義の様子が表示されます!

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  フルックスグループ

平成30年7月4日(水)1・2限目に電子制御工学科3年生を対象に、フルックスグループ 代表取締役 黒田 久一様を講師としてお招きし、特別講義を開催いたしました。

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フルックスグループ 代表取締役 黒田 久一様

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特別講義の様子

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フルックスグループ様

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フルックスグループ様

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奈良中央信用金庫様 

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奈良中央信用金庫様

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  奈良精工株式会社

平成30年7月4日(水)5・6限目に物質化学工学科3年生を対象に、奈良精工株式会社 代表取締役社長 中川 博央様を講師としてお招きし、特別講義を開催いたしました。

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奈良精工株式会社 代表取締役社長 中川 博央様

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質疑応答の様子

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事業計画書発表の様子

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事業計画書発表の様子

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奈良中央信用金庫様

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奈良中央信用金庫様

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  奈良OAシステム株式会社

平成30年7月5日(木)1・2限目に電気工学科3年生を対象に、奈良OAシステム株式会社 顧問 諸富 誠治 様を講師としてお招きし、特別講義を開催いたしました。

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奈良OAシステム株式会社 諸富 誠治 様

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発表をしていない空き時間の改善の様子

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奈良OAシステム株式会社様による総評

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奈良OAシステム株式会社様による総評

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奈良中央信用金庫様

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奈良中央信用金庫様

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  株式会社品川工業所

平成30年7月5日(木)3・4限目に機械工学科3年生を対象に、株式会社品川工業所 代表取締役社長 庄野 明様を講師としてお招きし、特別講義を開催いたしました。

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株式会社品川工業所 代表取締役社長 庄野 明様

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講義の様子

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株式会社品川工業所様

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株式会社品川工業所様

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奈良中央信用金庫様

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奈良中央信用金庫様

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  広陵化学工業株式会社

平成30年7月5日(木)5・6限目に情報工学科3年生を対象に、広陵化学工業株式会社 製造部統括工場長 諏訪 敏様を講師としてお招きし、特別講義を開催いたしました。

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広陵化学工業株式会社 製造部統括工場長 諏訪 敏様

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講義の様子

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広陵化学工業株式会社様による総評

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広陵化学工業株式会社様による総評

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奈良中央信用金庫様

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奈良中央信用金庫様

学生は、グループワークで作成した事業計画書を定められたタイムスケジュールに従って、各企業のブースと奈良中央信用金庫のブースに分かれ発表しました。学生は各班制限時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力を伝えました。そして、発表内容に関し直接アドバイスをいただき、発表をしていない空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。

最後に、各企業と奈良中央信用金庫様より学生への総評をいただきました。

奈良中央信用金庫 堀内 厚男様からは、「皆さんは、事業計画書を完成させ、そのアイデアをプレゼンテーションによって、聞き手に理解、共感してもらわなければなりません。ここで、"プレゼンの神様"と呼ばれる奈良県生駒市在住のガー・レイノルズさんの印象に残るプレゼンテーションのテクニックを動画により紹介させていただきます。参考にしていただき、聞き手に感動してもらえるような最終グループ発表にしてください。」と、激励のお言葉をいただきました。

学生は、今後、最終グループ発表へ向けパワーポイントによるスライド作成等の準備に取組んでまいります。
 

 


 

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第5回
事業計画書発表準備 ― プレゼンテーションの準備をしよう!―

平成30年7月12日(木)の3・4時限目に、図書館1階LL教室において、本科3年生 機械工学科の学生を対象に第5回COC+政治・経済の授業が行われました。

学生は、これまでのCOC+政治・経済の授業で、奈良県の経済について奈良中央信用金庫の講義を聞き、奈良県経済の統計データを用いて、SWOT分析を行い、奈良県の経済の強みと弱み把握しました。そして、事業計画書を作成し、奈良中央信用金庫と奈良県企業5社からアドバイスを受けて参りました。

本日の授業では、はじめに、担当教員の藍澤 光晴准教授から「前回の奈良県企業による特別講義を踏まえて、事業計画書を作成してわかったことはなんですか?また、どんなアドバイスを受けましたか?」と、学生に問いかけがあり、「奈良中央信用金庫と株式会社品川工業所からのアドバイスをもとに、最終プレゼンテーションに向けて、パワーポイントを活用してスライドの作成準備をしていきます。」との説明がありました。

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担当教員:藍澤 光晴准教授

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授業の様子

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グループワークによるスライド作成の様子

本日の授業を通して、学生は"なぜプレゼンテーションをするのか""プレゼンテーションとは何か"を知り、そのために気を付けなければならない4つのポイントとスライド作成に関する基本スキルを学びました。そして、最終グループ発表の評価基準について、表現と事業内容からの説明がありました。

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学生は、今後、最終グループ発表に向けてスライドの完成が急がれます。

 


 

≪COC+ 政治・経済 担当教員 竹原 信也准教授・藍澤 光晴准教授≫

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第6回 グループ発表 奈良中央信用金庫様による評価

本科3年生5学科共通の「COC+政治経済」では、地方創生推進事業(COC+)の一環として、本校と地元金融機関・県内企業との地方創生コラボ企画により、奈良県経済の課題や実際のものづくり現場での問題に対し、学生は、これまで技術者の立場から商品・サービスのアイデアを考え事業計画書を作成してきました。

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担当教員 竹原准教授

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担当教員 藍澤准教授

平成30年7月25日(水)・26日(木)の二日間、地域創生交流室において、奈良中央信用金庫 地域創生推進室  山田様と堀内様を招き、 「第6回 グループ発表 奈良中央信用金庫様による評価」と題して、特別講義が行われました。

はじめに、奈良中央信用金庫 山田様から「本日は、社長や生産・販売・広報・会計それぞれの担当者になったつもりで、事業計画書を発表してください。皆様の発表を楽しみにして参りました。」と、ご挨拶を頂きました。

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奈良中央信用金庫 山田様

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奈良中央信用金庫 堀内様(右側)

各班7分(発表5分+質疑応答2分)という制限時間の中、プレゼンテーションを行い、奈良中央信用金庫様と教員の評価に加え、学生相互によるクリッカーシステムを活用した投票形式の評価が行われました。

奈良中央信用金庫様と教員の評価基準は、事業内容と表現の二つの指標から行われました。

事業内容 表 現

1.新規性 

2.実現性 

3.事業性

4.社会的必要性

5.発表構成

6.視聴覚資料の活用

7.話し方・振る舞い

8.質疑応答での対応

以上8つの項目を各5点の配点とし、40点満点で採点されました。

学生の評価方法は、クリッカーシステムを用いて、各設問に対して10秒以内に" クリッカー " と呼ばれるレスポンスカードのボタンを押して、5段階で投票を行いました。

方 法 5段階投票

☆ クリッカーシステムについて

学生は、応答用に用いる通称 " クリッカー " と呼ばれるレスポンスカードの端末ボタンを押すことで、リアルタイムに回答結果が集計され、パソコンの画面上に表示されるというシステムです。

: excellent とてもよい

: good よい

: average 普通

: under average 普通以下

: poor よくない

学生は、自分たちの発表に対する評価をリアルタイムにフィードバックされることで、継続すべき良い点や改善すべき悪い点を素早く理解でき、その結果に対して意欲的に向き合う姿勢が見られました。

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(クリッカー)

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(クリッカーシステムによる回答の様子)

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(質疑応答の様子)

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(賞品授与の様子)

 

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電子制御工学科 平成30年7月25日(水) 1・2時限目

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学生発表の様子

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奈良中央信用金庫賞を受賞した電子制御工学科の学生たち

 

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物質化学工学科 平成30年7月25日(水) 5・6時限目
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学生発表の様子

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奈良中央信用金庫賞を受賞した物質化学工学科の学生たち

 

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電気工学科 平成30年7月26日(水) 1・2時限目
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学生発表の様子

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奈良中央信用金庫賞を受賞した電気工学科の学生たち

 

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機械工学科 平成30年7月26日(水) 3・4時限目
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学生発表の様子

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奈良中央信用金庫賞を受賞した機械工学科の学生たち

 

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情報工学科 平成30年7月26日(水) 5・6時限目
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学生発表の様子

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奈良中央信用金庫賞を受賞した情報工学科の学生たち

学生の発表に対して、全学科それぞれの班に、奈良中央信用金庫 堀内様から「新規性はありますが、実現可能性はどうですか?」「関連産業への経済波及効果はありますか?」「その後の事業展開は考えていますか?」等の的確なアドバイスを頂きました。

学生は、少子高齢化等社会的背景からの課題解決策や奈良県の観光振興アイデア創出、県内企業の課題に対する改善策等、消費者・販売者・需要者・供給者等色々な視点から奈良について考察し、奈良県の魅力を最大限に引き出す事業計画書を作成し発表しました。

最後に、担当教員から「この特別講義での経験を、卒業研究発表会や学会発表、就職面接、入社後の事業提案等、将来の発表の機会に役立ててください。」との激励の言葉がありました。

 

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平成30年度 地域と世界の文化論

平成30年度 前期 地域社会技術特論

平成29年度  COC+政治・経済

 

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