
≪前期 地域社会技術特論 専攻科1年生≫
本年度 前期の専攻科1年の授業である『地域社会技術特論』では、昨年より引き続き、地域創生演習科目として、地方創生に対して技術者が果たす役割とその重要性を理解することを目的として、課題発見、課題解決能力等を養う授業を実践しています。
この授業では、奈良県下の複数の企業様にご協力を頂戴し、実際のものづくりの現場で抱えられている問題をご提供頂き、その問題に対し技術者の立場から課題解決に取り組みます。
平成30年4月13日(金)より全15回に渡って実施し、中間発表会や最終成果発表会には、地域企業などをお招きして、コメントを頂く予定になっております。
≪前期 講義項目・内容(予定)≫
週数 |
日程 |
講義内容 |
第 1週 |
4 /13(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
ガイダンス、グループ分け |
第 2週 |
4 /18(水) 1-2限目( 9時00分~10時30分) |
ファシリテーションの技法 |
第 3週 |
4 /27(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
奈良県の製造業の現状についての調査 |
第 4週 |
5 /11(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題分析と課題設定 |
第 5週 |
5 /18(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題分析と課題設定 |
第 6週 |
5 /25(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題解決演習 |
第 7週 |
6 / 1(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
中間発表会準備 |
第 8週 |
6 / 8(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
中間発表会 |
第 9週 |
6 /15(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題解決演習 |
第10週 |
6 /22(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題解決演習 |
第11週 |
6 /29(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題解決演習 |
第12週 |
7 / 6(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
問題解決演習 |
第13週 |
7 /13(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
最終提案発表会準備 |
第14週 |
7 /20(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
最終成果発表会 |
第15週 |
7 /27(金) 7-8限目(14時40分~16時10分) |
まとめ(期末レポート提出) |

【追加更新】専攻科1年生 地域社会技術特論 学外研修(工場見学)(2018年4月20日掲載)
≪地域社会技術特論 3専攻共通 担当 藤田 直幸教授 ・ 谷口 幸典准教授 ・ 顯谷智也子COC+特任教授≫
ファシリテーションの技法 (2018年5月21日掲載)
地域社会技術特論では、奈良県の企業から提供された課題を解決するためのアイデアを4名一組のグループで考えることになっています。
今回の講義では、出身学科が異なる学生たちが、アイデアを生み出し、まとめていくために必要な合意形成の技術「ファシリテーション技法」を学びました。
このファシリテーション技法は、奈良高専に過去数年間特別講師として指導いただいた元沼津高専(現東北工業大学)の大石加奈子先生がまとめられた手法を使っています。
電気工学科の藤田教授から、合意形成の必要性や、ペイオフマトリックス、フィッシュボーン、TRIZなどの技法の講義が行なわれた後、「磁石を使った小中学生用出前授業教材を考える」という課題でファシリテーションの実習を行いました。
講義で教えられた技法を使って、さっそく活発な話し合いが行われ、ファシリテーション技法の概略を身につけることができました。
地域社会技術特論では、毎週の話し合いにこの技法を活用していくことになります。中間報告会や最終報告会でも議論の過程を報告することになり、ファシリテーションによる話し合いを記録していくことになります。
≪地域社会技術特論 3専攻共通 担当 藤田 直幸教授 ・ 谷口 幸典准教授 ・ 顯谷智也子COC+特任教授≫

中間発表会 (2018年7月6日掲載)
本年度前期の専攻科1年の授業である『地域社会技術特論』では、平成30年6月8日(金)に、現時点までの取り組みの成果として中間発表会を行いました。
本授業では、昨年より引き続き、地域創生演習科目として、地方創生に対して技術者が果たす役割とその重要性を理解することを目的として、課題発見、課題解決能力等を養う授業を実践しています。今年度は、奈良県下の企業様3社にご協力を頂戴し、各企業様からご提供頂きました計5テーマに対し、実際のものづくりの現場の見学(4/6と4/27実施)等を通じて技術者の立場から課題解決策の検討に取り組んでおります。
4/6と4/27実施の内容は、こちらをクリック↓
【追加更新】専攻科1年生 地域社会技術特論 学外研修(工場見学)
中間発表会当日は、各企業の皆様に本校までお越し頂き、学生の発表を直接ご覧頂きました。各チームは、企業様からご提供頂いたテーマに対し、工場見学で実際に見聞きした情報や関連技術文献調査などを基に、ロジックツリーやペイオフマトリックスなどの手法を用いて問題点と課題を整理し、解決策の検討状況を発表しました。
(発表の様子)
各チームの発表に対してご出席頂いた皆様から率直なご意見、ご感想を頂戴し、また今後の解決策検討の方向性を示して頂きました。
(各企業様からご意見、感想を頂戴している様子)
今回の中間発表で頂戴した皆様からのご意見も踏まえ、今後5週にわたり更に具体的な課題解決策の検討を重ねて、7/20に最終報告会を予定しております。 末筆ながら、県内企業各社の皆様に多大なご協力を頂戴しましたことに感謝申し上げます。
≪地域社会技術特論 3専攻共通 担当 藤田 直幸教授 ・ 谷口 幸典准教授 ・ 顯谷智也子COC+特任教授≫
最終成果発表会 (2018年8月7日掲載)
本年度前期の専攻科1年の授業である『地域社会技術特論』では、平成30年7月20日(金)に、今回の取り組みの成果として最終発表会を行いました。
本授業は、地域創生演習科目として、地方創生に対して技術者が果たすべき役割とその重要性を理解することを目的としております。今年度は、奈良県下の企業様3社にご協力を頂戴し、各企業様からご提供頂きました計5テーマに対し、実際のものづくりの現場の見学(4/6実施)等を通じて、技術者の立場から課題解決策の検討に取り組みました。
最終発表会当日は、中間発表会(6/8開催)に引き続き、各企業の皆様に本校までお越し頂き、学生の発表を直接ご覧頂きました。各チームは、中間発表の際に企業様より頂戴したご意見も踏まえ、以下のような点を考慮して、多面的に解決策の検討・絞り込みを行い、課題解決提案を行いました。
・ 課題に対する具体的な解決策
・ 他に検討していた解決策と比較し、
今回提案する策に決定した背景
・ 提案の解決策の技術的要素
・ 解決策の社会的な貢献度
・ 実際にモノづくりをするとした場合の課題点
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(発表会全体の様子)
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(発表の様子)
発表のあと、企業様から率直な感想を頂くとともに、アンケートを取らせて頂いた結果、プレゼン内容はわかりやすく、総体的にユニークかつ有効な提案であったとのコメントを頂戴しました。
(各企業様からご意見、感想を頂戴している様子)
本授業では、学生が現地調査等を通じ企業様が実際に抱える問題に関心をもち、技術者が果たす役割と重要性を理解するとともに、複数名でチームを組んで課題解決に取り組むグループワークを通してコミュニケーション能力や合意形成力など養うことができ、非常に有益な授業となりました。
本授業に際しましては、県内の企業の皆様に多大なご協力頂戴しましたことに感謝申し上げます。有難うございました。