
≪地理 本科1年生全学科共通≫
「COC+地理」は、COC+事業における"地域創生マインド養成教育プログラム"として、令和元年9月30日(月)から11月6日(水)までの期間、本科1年生5学科共通の授業として(全5回)実施されます。
この、"地域創生マインド養成教育プログラム"は、地域で活躍する人材育成を目指し、「地域創生理解科目」「地域創生演習科目」「地域創生実践科目」の3つの科目群(全6科目)で構成されています。
平成28年度に導入以降、学年進行と共にプログラムを順次履修していくことで、学内での地域創生意識の涵養が図られています。
本授業では、奈良県の地域性や抱える課題について統計から分析し、その魅力を見出すことにより、地域に対する愛着を深めて参ります。
学生たちはグループに分かれ、それぞれ選択した市町村について調査・考察します。プログラム最終回では、選択した市町村の魅力を発信するポスターにまとめてグループ発表します。
≪COC+地理 授業内容≫
週数
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授業内容
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第1回
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講義:"日本の中の奈良" 地域調査準備(グループ決定・市町村決定)
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第2回
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グループ活動① ・発表内容、デザイン決定 ・ポスター作成
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第3回
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グループ活動② ・調査およびデータ整理 ・ポスター作成
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第4回
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グループ発表③ ・調査およびデータ整理 ・ポスター作成
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第5回
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グループ発表(ポスター発表)
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本年度前期、5学科共通の本科1年生は、「将来エンジニアとして地域を見つめるための視点を養うこと」を目的に、系統地理学、世界の地誌などを学習してきました。それらを踏まえ令和元年10月7日(月)~10月29日(火)の3週にわたり、奈良県市町村の魅力を最大限にPRする「奈良県の市町村ポスター」作成にグループで取組みました。

(担当教員 上島智史 講師)
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授業の様子:グループ活動①②③ 発表内容・デザインを決定・ポスター作成
はじめに、ポスターを作成するにあたり必要な、統計資料にあるデータの読み方、用語を学び、奈良県を考察しました。 次に、パワーポイントの操作を学んだり、デザインを決定したりしました。

(情報処理演習室にて、授業の様子)
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(パワーポイントの操作を学ぶ様子)
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主にインターネットを使って担当の市町村の情報を収集し、ポスターの枠組みに取りかかりました。
序盤のため、個々での作業が目立ちますが、何を掲載するか、など役割分担について意見交換する場面も見られました。

(上島講師がアドバイスをする様子)
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(グループで意見交換をする様子)
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令和元年11月5日(火)、本校地域創生交流室において、機械工学科1年生がこれまで取り組んできた奈良県市町村ポスターを、グループに分かれて発表しました。
グループ発表 (ポスター発表)の様子
(発表の様子)
このポスター発表は、学生が1グループ4~5名、9班に分かれて、7分の限られた時間内に奈良県の市町村の魅力をわかりやすく聞き手にPRすることを目的としております。
発表者2名は常に班のポスターの設置場所に待機し、教員の合図で順番に交代し、全員が均等に発表を行います。それ以外のメンバーは他の班の発表を聞き、評価を行います。
相互評価は、「評価・コメントシート」に直接記入する方法もしくは、スマートフォンでQRコードを読み取りWebによる方法(スマートフォンを持っていない人以外は推奨)で行われました。
<評価内容>
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内容 |
評価(高>低) |
1 |
分かりやすいポスターになっていた。 |
5・4・3・2・1 |
2 |
声量やスピーチは適切で聞き取りやすい。 |
5・4・3・2・1 |
3 |
地域の魅力を分かりやすく説明しようとしている。 |
5・4・3・2・1 |
4 |
総合評価(全てを踏まえての評価) |
5・4・3・2・1 |
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学生は、奈良県の市町村について、基本情報である人口・面積・世帯数などの統計データや歴史・文化・風習などについて調べ、また、そのエリアの観光、特産品・郷土料理・伝統産業や世界遺産、重要文化財・伝統的建造物などの情報を集め、まちの強みを紹介しました。そして、キャラクター等を用いた地域おこしの現状やイベント情報を伝え、まちの魅力を最大限にPRしました。
(発表の様子)
今回の講義を通して、奈良県の市町村について、自らが調べることにより考え、関心を持ち、その魅力を聞き手にPRすることができました。
このように、グループで持ち寄った情報を1つにまとめ発表する機会は、学年があがるにつれて研究報告などで増えるので、よい機会となりました。

令和元年度 地域学
令和元年度 地域と世界の文化論
令和元年度 地域社会技術特論
令和元年度 COC+政治・経済
平成30年度 COC+地理
平成29年度 COC+地理