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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

令和元年度 地域社会技術特論

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≪地域社会技術特論 専攻科1年生 専門必修≫

本年度 専攻科1年の前期の地域創生演習科目である『地域社会技術特論』では、地方創生に対して技術者が果たす役割とその重要性を理解することを目的とし、課題発見と課題解決能力等を養う授業を実践しています。

この授業では、奈良県下の複数の企業にご協力を依頼し、実際のものづくりの現場で抱えられている問題を提供いただき、その問題に対し技術者の立場から課題解決に取り組みます。

平成31年4月5日(金)より全15回に渡って実施し、中間発表会や最終成果発表会には、地域企業などをお招きしてコメントを頂く予定です。

                                            


≪地域社会技術特論 講義項目・内容(予定)≫

                 

週数 日程 講義内容
学外研修   4 /5(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
現地調査
第  1週   4 /12(金)
7-8限目( 14時40分~16時10分)

ガイダンス、現地調査実施に伴いグループ分け

現地調査から見えてきた現状についてチーム内で議論し

検討テーマの決定。マインドマップの概要説明。

第  2週  4 /19(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
ファシリテーション技法
第  3週   4/26(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)

選定企業と企業の業種の現状についての調査(マインドマップ)

企業様が提示されたテーマに対し、問題分析から課題再定義

第  4週   5 /10(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
課題から解決策候補を検討
第  5週   5 /17(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
中間発表会の準備
第  6週   5 /24(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
中間発表会の準備
第  7週   5/31(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
中間発表会
第  8週   6 /7(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
問題解決演習(課題解決策の絞り込み)
第 9週   6 /14(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
問題解決演習
第10週   6 /21(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
問題解決演習
第11週   6/28(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
最終提案発表会準備
第12週   7 /5(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
最終提案発表会準備
第13週   7 /12(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
最終提案発表会準備
第14週   7 /19(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
最終成果発表会
第15週   7/26(金)
7-8限目(14時40分~16時10分)
授業の振り返りとまとめ、レポート提出

 

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≪『地域社会技術特論』担当 藤田直幸教授、谷口幸典准教授、顕谷智也子特命教授 ≫

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中間発表会

2019年5月31日(金)、本校 地域創生交流室において、『地域社会技術特論』(専攻科1年)の中間発表会を行い、学生が現時点までの取り組み成果を発表しました。

本授業は、地域創生演習科目として、地方創生に対して技術者が果たす役割とその重要性を理解することを目的とし、課題発見、課題解決能力等を養う授業として一昨年度より開講しております。

本年度は、県内企業2社(クオリカプス株式会社様、東邦化成株式会社様)のご協力を得て、2社其々から提示いただいた具体的なテーマに対し、実際にものづくりの現場を見学(4月5日)し、知見を深めた上で、技術者の立場から課題解決策の検討に取り組んでおります。

中間発表会当日は、2社の皆様に出席いただき、学生の発表を直接聞いていただきました。

各チームは、2社から提示いただいたテーマに対し、工場見学で実際に見聞きした情報や関連技術文献の知識などをもとに、ロジックツリーやペイオフマトリックスなどの手法を用いて問題点を整理し、解決策の検討状況を発表しました。

各チームの発表に対して、2社の皆様から率直なご意見や感想をいただき、最終報告会に向けた検討の方向性を示していただきました。

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(学生による発表の様子)
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(企業様との質疑応答の様子)
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(教員との質疑応答の様子)

今回の中間発表でのご意見・アドバイスを踏まえ、学生は更なる検討を重ね、最終発表会(7月19日)に臨む予定です。

末筆ながら、ご出席いただいた企業様のご協力に感謝申し上げます。

≪『地域社会技術特論』担当教員  藤田直幸教授、谷口幸典准教授、顕谷智也子特命教授 ≫

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最終成果発表会

2019年7月19日(金)、本校 地域創生大講義室において、「地域社会技術特論(専攻科1年)」の最終成果発表会が行われました。

本授業は、地域創生演習科目として、地方創生に対して技術者が果たす役割とその重要性を理解することを目的とし、課題発見、課題解決能力等を養う授業として一昨年度より開講しております。

今年度は、県内企業2社(クオリカプス株式会社様、東邦化成株式会社様)のご協力を得て、其々からご提示いただいたテーマに対し、技術者の立場から課題解決策の検討に取り組んできました。

最終成果発表会当日は、両社の皆様、本校後藤校長、並びに地方創生推進事業(COC+)評価委員長を務められ、奈良教育大学名誉教授 前学長でおられる長友 恒人先生にご出席いただきました。

各チームは、年度初めに企業様の工場見学にて実際に見聞きした情報や、中間発表時に企業様からいただいたご意見などを踏まえ、意思決定マトリックスやロジックツリーなどの手法を用いて多面的に解決策の検討・絞り込みを行い、課題解決提案を行いました。それに対して、各企業様からは実際の事業としての有効性の目線で率直なご意見、ご感想をいただきました。

また、長友先生からも、「解決策が抽象的でなく非常に現実的な提案ができている」との講評をいただきました。

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(学生による発表の様子)
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(企業様との質疑応答の様子)
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(先生方からコメントをいただく様子)

本授業では、学生が工場見学等を通じ企業様が実際に抱える問題に関心をもち、技術者が果たす役割と重要性を理解するとともに、複数名でチームを組んで課題解決に取り組むグループワークを通して、コミュニケーション能力や合意形成力などを養うことができ、大変有益な経験を得ることができました。

両企業様には、多大なご協力を頂戴しましたことに感謝を申し上げます。ありがとうございました。

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