平成29年8月27日(日)に奈良県立民俗博物館と協働でワークショップ「夏の古民家体験&ミニ扇風機づくり」を
実施しました。

国指定重要文化財旧臼井家住宅にて奈良県立民俗博物館の溝邊主任学芸員より参加者に古民家の暑い夏を
過ごす昔の人の智恵について説明がありました。確かに屋外はとても暑くそこに留まることが大変だったのですが、
屋内は風通しが良く確かに熱がこもらず、15分間の説明を聞いても大丈夫でした。

奈良県立民俗博物館内の講義室に会場を移し、溝邊主任学芸員より農業用手動「旋風器」の説明と扇風機の歴史
的な変遷について説明がありました。昔は電気そのものが貴重でコンセントも一家に一つだったらしく扇風機が贅沢
品だったとのこと。電気が普及し、数千円で扇風機が購入できる今ではイメージがつかないですね。

溝邊主任学芸員から電気工学科 池田助教にバトンタッチ。ミニ扇風機の工作が始まりました。学生が5名、補助と
して参加し、各テーブルについて、それぞれ参加者のサポートをしています。モーター作りは、バランスが重要なので、
丁寧に説明しています。


参加者のみなさんは、学生に工程の一つ一つを確認しながら集中して工作しています。実際やってみると分かるの
ですが、繊細な作業でバランスが取れていないとモーターとして回らないので結構難易度が高いんです。

ミニ扇風機が完成しました。難易度の高い工作にも関わらず参加者の皆さん全員が完成できました。

歴史、民俗、技術のコラボイベントはいかがでしたでしょうか?
また、このような機会を設けたいと思います。皆様お疲れ様でした。