
本校では、地方創生(COC+)に向けた活動の一環として、奈良県山添村で取り組まれている水車による小水力発電に技術的側面から支援を行っております。これまで2度同村を訪問し、同村関係者、吉野小水力利用推進協議会の方々と設置候補場所の視察、設置に向けた情報・意見交換を実施してまいりました。
この度、具体的な設置場所も固まり、水車設置に向け細部にわたる打合せを行うため、本校電気工学科 池田助教、技術支援室 笹山技術長が同行し再度同村的野地区を訪問しました。(平成28年7月10日(日))
設置候補の水路現場で、水車の位置などを想定し、水路の測定や設置方法、配置など細部にわたり、見分しました。
設置現場を見分後、近くの集会所で、設置に向けた課題や進め方等について出席者全員で意見交換を行い、池田助教、笹山技術長からも専門的見地から色々とアドバイスが行われました。
今回、見分・議論した内容を踏まえ、今後、本校にて水車設置の設計図面案を作成することとなり、具体的な動きが本格化してきました。
設計図面が出来上がれば、それに沿って実際に水車を製作し、いよいよ設置となるため、本年秋の設置を目標に頑張ろうと、参加メンバーのモチベーションも益々高まっております。
地域が団結し、目的に向かって一丸となって取り組まれている現地の皆さんと共に、本校も地方創生に向けて精一杯支援してまいります。

ホイール水車の製作をしました(2016年6月24日掲載)
小水力発電による地域活性化を試行して参ります(2016年4月28日掲載)