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「地域社会技術特論」受講生が奈良女子大の「コミュニティ・リサーチ」の学外実習に参加(2017年5月31日掲載)

本校の地域創生演習科目である「地域社会技術特論」の受講生6名が、奈良女子大学の地域創生志向科目「コミュニティ・リサーチ」(担当:水垣源太郎教授)の下市町で行われた学外実習に参加しました。

 「地域社会技術特論」では、下市町の林業や農業の抱える問題に対して、エンジニアの立場から解決策を提案する形式で授業を進めており、4月上旬に日帰りで下市町の現地調査を行いました。

 一方、奈良女子大学の「コミュニティ・リサーチ」は、地域の魅力やニーズを発掘し、プロデュース・PRする方法を学び実践する演習であり、「地域社会技術特論」と同じく下市町を対象に、地域の現状を調査しその魅力を見出すことを通じて、課題の解決の糸口となるアクション(PRコンテンツ制作や特産品開発、成果イベントなど)を企画・実践することを目指しています。

 両授業には、このように共通点も多く、大学・高専の枠を越えた協力により、教育効果の向上が図れると考えました。そのため、5月6日、7日に下市町で行われたコミュニティ・リサーチの合宿形式の学外実習に、地域社会技術特論の受講者6名が参加しました。参加者は、事前に水垣教授の3回分の講義をビデオで受講し、インタビューの手法や、下市町の概要などを学んだうえで当日を迎えました。

 学外実習では、役場の職員の方からの下市町の現状説明、下市町の広橋地区の住民の皆様からのヒアリングによる現状調査、ボランティアガイドの方の帯同による下市町内の調査を実施しました。参加学生からは、「インタビュー手法の重要性と有効性が分かった」、「地方の抱える問題の深刻さが良く分かった」、「理系の高専とは違う、文系の女子大学の学生との交流で幅広い人間関係の必要性を感じた」などの感想が寄せられました。

 今回、COC+参加校間で、初めて学生の交流を含む共同授業が実施できました。異なる背景を持つ学生たちが集まって学ぶことによる教育効果は高く、今後、他の授業などでも同様の試みが実施できればと考えています。

下市_(37)_small.jpg

(ヒアリング調査にご協力いただいた広橋地区のみなさまとの記念写真)

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