平成30年3月19日(月)、奈良県吉野町役場 表谷様と共に、本校 機械工学科3年 藤井 惇平君と本校職員が、福西和紙本舗様を訪問し、試作した和紙飛行機についての意見交換を行いました。
この産学官連携による和紙産業のブランド力強化と奈良県(吉野町)の産業活性化に向けた商品化への取組みは、平成29年12月17日(日)、法隆寺iセンターで開催された「高校生ビジネス・グランプリin斑鳩」に於いて、『Plane Made of Washi』を発表した藤井君チームが、本校の取組む「地域創生マインド養成教育プログラム」の地域創生科目(「COC+政治経済」等)実施により、学生自らが"地域創生への使命感"を涵養し、地域を元気にする"新規事業の創出"を目指して、アイデアの提案を行った成果の一つとして行われております。
福西和紙本舗様訪問に際し、藤井君は事前に紙飛行機に最適な厚みのある和紙を選択し、和紙飛行機を試作し、その和紙飛行機にかける熱い想いを福西和紙本舗 福西社長に伝えました。藤井君からケント紙と和紙で作った紙飛行機で、和紙の特徴について優れている点についての質問が出ると、福西社長から「ケント紙はすぐに変色しますが、和紙は60年70年経っても変色しません。和紙で紙飛行機をつくると同時に思い出をつくることにもなります。」と、丁寧なご回答をいただきました。そして、試作した和紙飛行機について、福西社長と表谷様にご覧いただき、意見交換を行い、実際に和紙飛行機を飛ばしていただきました。

(福西和紙本舗様)
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(吉野町役場 表谷様)
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(和紙作成工程の説明を受ける様子)
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(実際に和紙飛行機を飛ばす様子)
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(飛ぶ和紙飛行機の様子)
その後、手漉き和紙の工房を見学させていただきました。
今後、藤井君の和紙飛行機が商品化することで、和紙産業のブランド力強化と奈良県(吉野町)の産業活性化の一助となることに期待が寄せられております。