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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

奈良女子大学の『なら学+』において、本校 電気工学科 藤田 直幸教授による講義が行われました。(2017年11月27日掲載)

平成29年11月21日(火)、奈良女子大学 文学系S棟 235教室にて、本校 電気工学科 藤田 直幸教授による『なら学+』の講義が行われました。

『なら学+』とは、奈良女子大学の後期、平成29年10月3日から平成30年1月23日までの期間に、全15回に渡って行われるオムニバス形式の講義です。それぞれの回には、高専や大学、企業や地方公共団体、公益法人等が講師として招へいされ、様々な視点から奈良の魅力についてアプローチしていきます。

この取り組みは、本校と奈良女子大学及び奈良県立大学とが取り交わした"地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 参加大学等間単位互換に関する覚書"(平成29年9月19日締結)により実現し、3大学・高専の学生が、相互に大学や高専の授業科目を履修し、単位を取得することを認めるものです。

奈良女子大学 前川COC+コーディネーターから本日の講義に対するガイダンスが行われた後に、「モノづくりを通じての地方創生」と題して、本校 電気工学科 藤田教授の講義が行われました。

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(奈良女子大学 前川COC+コーディネーター)

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(本校 電気工学科 藤田教授)

本日の講演内容
①イントロダクション ~奈良高専とはどんな学校か?~
②技術者と科学者
③奈良高専の地域創生に対する取り組み
④モノづくりのプロセスと文系とのコラボレーション
本日の授業の到達目標
以下のことについて説明することができる。
①技術者の仕事の本質
②モノづくりを通じて地方創生に貢献するための
  具体的な取り組み
③モノづくりにおける文系と理系のコラボレーションの効果

はじめに、藤田教授はイントロダクションとして"教育組織"や"カリキュラムの特徴"などから奈良高専について紹介しました。

つぎに、「『技術と科学の違いとは、何か?』考えてみてください。」と投げかけ、個人ワークを通して学生が記入した回答をスライドに示しました。そして、技術と科学の違いについて説明され、「技術者の仕事の本質」についてまとめました。

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その後、奈良高専の地域創生に対する取り組みを"教育"・"研究"・"人材定着"の3つから説明をし、特に、"研究"について農工連携クラスターを例に挙げ「農業環境センシングシステムの開発」・「モバイルロボットを用いた農業環境センシングシステム」・「新構造パイプハウスの解析」の研究成果を紹介しました。そして、学生は「モノづくりを通じて地方創生に貢献するための具体的な奈良高専の取り組みのポイント」についてまとめました。

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(教 育)

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(研 究)

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(人材定着)

さらに、「新製品を開発する場合、どのような流れで開発が行われると思いますか?」と投げかけ、学生は個人ワークを通してプリントへ各自の考えを記入しました。そして、藤田教授は「モノづくりにおける文系と理系のコラボレーションの効果」について、"モノづくりの流れ"や"モノづくりのステップでのアウトプット"についてスライドを用いて説明を行いました。さらに、要求仕様書の説明を行い、考慮すべき点について、文系的手法である"ニーズオリエンテッド(市場調査、ユーザーアンケート、トレンドなどによる顧客志向)"と理系的手法である"シーズオリエンテッド(企業の新規技術によって、消費者に提供されるようになる技術・材料・サービスなどによる志向)"について述べました。最後に、学生は本日の授業の到達目標について、自己評価を行いました。

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本校は、今後も3大学・高専相互の協力交流を通じ、教育課程の充実を図るとともに、地方創生に対する学生の幅広い視野の育成と学習意欲の向上を目指してまいります。

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