本校は、地方創生推進事業(COC+)の一環で、地元企業様との交流を深め、産学連携の強化、奈良県活性化を目指しております。この度その一つとして、平成29年4月7日(金)、山本商事グループ代表 山本 譲二 様に来校いただき、本校教職員と情報・意見交換を実施し、本校の研究設備の一部をご見学頂きました。
山本商事グループ様は、「新・地球環境時代を創る」をスローガンに掲げ、砕石とリサイクルを軸に運輸や建設において多角的な事業を展開し、近年は新エネルギー事業にも力を注ぎ、真に持続可能な資源循環型社会の実現に向けて、奈良県を中心に多様な形で地域貢献に資する地元の有力企業です。
はじめに、学内施設の見学を行い、電子制御工学科 中村 篤人 講師による風洞実験設備の紹介と物質化学工学科 山田 裕久 准教授による機器分析センターの紹介がありました。

電子制御工学科 中村 篤人 講師による 風洞実験設備の紹介
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物質化学工学科 山田 裕久 准教授による 機器分析センターの紹介
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多種多様な技術やシステムを社会に実装するためには、どのような課題があり、これからどのようなアプローチをしていくべきか等について、産と学のそれぞれの立場からコミュニケーションを図りました。
次に、一般教科 竹原 信也 准教授・電気工学科 池田 陽紀 助教・電子制御工学科 中村 篤人 講師参加のもと情報・意見交換が行われました。
山本商事グループ様では、これまで培ってこられた資源・リサイクル・エネルギー等の分野を中心にさらに革新的な事業を進め、現在、新エネルギー事業では、使用電力の自給自足と地域の非常電源確保を目指して、大規模発電所の建設をされておられます。
"made in Nara"をモットーに、奈良県への熱い思いを持ち、世界遺産に恵まれた奈良の美しい自然を後世に残すために、世界に誇れる技術力を追究し、地域に根ざした企業展開を実践しておられます。

学内施設見学の様子
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情報・意見交換の様子
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地方創生推進事業(COC+)における「地域貢献から地域創生へ」の転換に挑戦する本校にとって、今回の交流は、地域創生のヒントを示していただく好機となりました。
今後、共同研究等を通じて本校と山本商事グループ様とが、色々な分野での研究に取り組むと共に、地域創生に向けてさらなる連携を深めていくことを確認し合い、和やかに対談を終えました。
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