≪地域と世界の文化論 担当 竹原 信也 准教授 ≫

第9週 特別講義 中谷 哲弥 教授(奈良県立大学)
地域と経済・観光【2】 国際観光の展開と地域 -奈良とインド・バングラデシュにおける農村観光-
平成30年6月6日(水)、本校 地域創生交流室において、奈良県立大学 中谷 哲弥教授による第9回『地域と世界の文化論』の講義が行われました。
『地域と世界の文化論』は、本校と奈良女子大学及び奈良県立大学との間で取り交わした単位互換科目の一つであり、本校で行われる奈良県立大学による講義はこの度で二回目となります。
(第8週 奈良県立大学 増本特任准教授による特別講義は、こちらをクリック。)
はじめに、担当教員 竹原准教授から中谷教授の紹介があり、早速、「国際観光の展開と地域 -奈良とインド・バングラデシュにおける農村観光-」と題して、中谷教授の講義が開始されました。
中谷教授は、観光という視点から地域(奈良)と世界の文化についてアプローチしていき、観光のなかに、いかに文化(=生活文化)が組み込まれ、観光資源化されているのかを奈良とインド・バングラデシュにおける農業体験や農家民宿などの農村観光(グリーン・ツーリズム)を中心に、奈良県立大学の学生さんが体験したスタディツアーやエコツーリズム等の事例をビデオ視聴により説明されました。
また、世界と日本(インバウンド)の観光動向について、共に増加傾向にあることや、主な国際観光の訪問先を国際観光客到着数と国際観光収入の順位から観光統計等を用いて述べられ、近年の観光動向の変化を解説いただきました。

(奈良県立大学 中谷 教授)
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(講師紹介の様子)
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(明日香村の棚田保全・民家ステイによる副業効果の説明)
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(バングラデシュやインドの民泊による経済効果の説明)
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(ケーララ―州の現地ホテルによる地域振興の説明)
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(質疑応答の様子)
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(質疑応答の様子)
最後に、質疑応答の時間が設けられ、学生から「『主な国際観光の訪問先』資料で、国際観光客到着数では1位がフランスですが、国際観光収入では米国が1位となっており、収入が他の国に比べて格段に多いのですが、どうしてですか?」や「奈良県立大学の学生さんが実際に行った海外スタディツアーの目的は、異文化交流ですか?」等の質問があり、中谷教授からそれぞれに丁寧なご回答をいただきました。
次回の第11回(6月20日(水))には、奈良女子大学 寺岡教授による特別講義が予定されております。

平成30年度 COC+ 政治・経済
平成30年度 前期 地域社会技術特論