奈良工業高等専門学校

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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

≪第3回 COC+政治・経済 (2017年6月29日掲載)≫

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担当教員 竹原 信也准教授の『COC+政治・経済』では、第5回目に多岐にわたる業種の奈良県内企業5社を招へいし、地元企業の魅力を知ると共にベンチャーマインドの涵養を目指した特別講演が予定されております。

それに先立ち、平成29年6月23日(金)の5・6時限目に、本科3年生 電気工学科の学生を対象に第3回COC+政治・経済において、フルックス(FRUX)グループ 経営企画室 室長 村山 光代 氏をお招きして、奈良県で活躍しているフルックスグループ様の活動内容等をご説明いただきました。

はじめに、竹原准教授から前回までの講義概要の後、村山氏のご紹介が行われました。

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(担当教員 竹原 信也准教授)

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(フルックスグループ 経営企画室 室長 村山 光代 氏)

つぎに、「フルックスグループ2017年」と題して、代表取締役 黒田 久一 氏による今年の年頭挨拶の動画を拝見しました。大きな変化を迎えている時代だからこそ新しいことへの挑戦、イノベーションが必要であることを述べられ、年頭テーマを「温故知新」とされ、歴史を尊び常に新しい事への挑戦をし続けるフルックスグループ様の取り組みとして、奈良県産の地場野菜や果物の拡販にも力を入れておられることや "あますところなく使いきる、売りきる"ことへの挑戦などが学生に伝えられました。

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その後、村山氏は、社名のFRUXとはラテン語で「大地の恵み」を意味し、英語の「FRUIT」の語源であること、経営理念は、「自然の恵み」に感謝し、「四季の心」を大切に、お客様の健康な食生活に貢献することであるとご紹介されました。また、青果物流通をトータル的にデザインする食品製造業であることをPRされました。

さらに、フルックスグループ様が果実・青果仲卸業から創業され、事業領域として、㈱奈良三晃(青果販売事業)・㈱三晃(青果加工事業)・㈱味の大和路(加熱調理事業)・㈱フルックス(グループ管理事業)の4つの会社があることをご紹介し、それぞれのグループ概要を事業年史等からご説明されました。また、食事の形態を内食、中食、外食に分類し、高齢化、単身化、女性の就業化により食の外部化(中食・外食へのシフト)が加速し、この分野の成長性の高さを『内食、中食、外食の市場伸び率の推移(2006年比)』からご説明されました。

そして、『フルックスグループのこれから』・『フルックスグループと外部環境』・『フルックスグループのものづくり』について、"あますところなく使いきる、売りきる"ことへの挑戦の一例をあげながらご説明し、「お客様・地域社会・働くすべての人々が豊かになるようフルックスグループは食と農の"かけ橋"となります。」と結ばれました。

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村山氏の特別講義を聞き、竹原准教授から事業計画書についての手順について学び、学生は奈良県の経済の特徴を生かした事業のアイデア、商品のアイデアを出し合い、グループワークにより事業計画書を作成するためにまとめる作業を行いました。次回講義では、各グループが出し合ったアイデアをもとに、商品・サービス化へ向けての事業計画書づくりが行われる予定です。

第3回
1.奈良県で活躍している企業の活動内容を知ろう 2.事業のアイデアを考えてみよう
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