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地域創生事業COC+事業(H27~R1)

COC+ 政治・経済 第5回 奈良県企業様による特別講義

第5回COC+政治・経済では、奈良県内の「卸売」・「プラスチック製品製造」・「機械製造販売」・「精密機器製造」・「商社」の多岐にわたる業種の企業様による特別講義が行われました。

1学科につき1企業様が、事業内容や業界動向、抱えている課題等を直接お話し頂くことで、地元企業の魅力を知ると共にベンチャーマインドの涵養を目指します。

 

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特別講義:奈良県企業様 紹介

☆会社名をクリックすると、特別講義の内容が表示されます。

 

 

 

 

 

 

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COC+ 政治・経済(2016年10月6日掲載)

 

 

 

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フルックスグループ様 (2016年11月8日掲載)

その最初の講義が、電子制御工学科3年生を対象に平成28年11月2日(水)、フルックスグループ 代表取締役 黒田久一様を講師としてお招きし、奈良中央信用金庫様にご同席を頂き行われました。

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フルックスグループ様は、時代と共に「内食」から「中食」「外食」へと「変化対応」し、「惣菜のわかる八百屋」として、青果販売・加工、フードサービス事業を幅広く手掛ける地元有名企業です。平成19年(2007年)にグループ会社が「想いの共有・情報の共有」の為に奈良に集結し、「世界を見続け、足元の商売を大切に」をモットーに、世界を大きく見ながら地元・奈良で地域に密着し、足元を深堀りしながら、いつかはアジアを舞台に商売したい!という熱い思いを交えながら、事業におけるこだわりや業界を取り巻く環境、海外視察先での貴重な体験談などバラエティ豊かに語って頂きました。

前半45分の講義を終え、学生からイギリス・デンマーク・スウエーデンを視察された黒田代表取締役に対して、「視察先では語学力が必要ですが、心配はなかったですか?」や「三カ国回ってみて、どこの国が一番美味しかったですか?」等の質問が投げかけられました。質問に対して、「何事も“挑戦”する気持ちが大事であり、それは“好奇心”から生まれます。そして“ロマン”と“ビジョン”がそこにあるからこそ“やる気”“意欲”が出てくるのです。会社も個人も“元気”であるためには、何よりも「夢」を持ちたい!」と、述べられました。

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後半45分の講義は、学生がグループワークで作成した事業計画書(奈良県産業の課題やフルックスグループ様に関連する食品業界での課題を題目としたアイデア)を定められたタイムスケジュールに従って、フルックスグループ様、奈良中央信用金庫様のそれぞれのブースへ行き、4分という短い時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力について発表しました。そして、プレゼンテーション内容に関し直接アドバイスを頂きました。プレゼンテーションをしていないグループは空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。

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最後に、フルックスグループ様、奈良中央信用金庫様より学生のプレゼン内容に対する評価を頂きました。フルックスグループ様から「思いもよらない斬新な発想のアイデアが数々あり、我々の今後の商品・サービスを考える上で大いに参考になりました。」と称賛のお言葉を頂き、奈良中央信用金庫様からは「非常に興味深いアイデアばかりで面白く、熱く夢を追いかけるストーリーを事業計画に盛り込めば、より共感できる素晴らしい提案になるでしょう。」と激励のお言葉を頂きました。

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頂いたアドバイス・評価内容を学生は真剣な面持ちでメモに取り、最終グループ発表に向けて、企画案の練り直しに取り組んでまいります。

 

 

 

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広陵化学工業株式会社様 (2016年11月16日掲載)

 

COC+政治・経済 奈良県企業様による特別講義が、平成28年11月8日(火)、3・4限目に物質化学工学科3年生を対象に、広陵化学工業株式会社 経営企画室室長 諏訪 敏様を講師としてお招きし、奈良中央信用金庫様にご同席頂き行われました。

k&k 1.jpg(広陵化学工業株式会社 経営企画室室長 諏訪 敏様) k&k 2.jpg(奈良中央信用金庫様)

広陵化学工業株式会社様は、1960年代に種々のプラスチックが大量生産されて、衣料や生活環境へ浸透していった時代の1963年から50年以上の歴史を持つ奈良県の伝統ある企業様です。

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前半45分の講義では、

広陵化学工業株式会社様がこの5年間で売上高を72%成長させることができた増収増益の秘密を中西社長の3つのお言葉、

 

その1 新しいことに挑戦しなさい

その2 加工高を増やしなさい

その3 皆さんの雇用は死守します

 

を交えながら、諏訪様ご自身の製造現場を統括する工場長と経営を企画する管理の立場からお話を頂きました。

 

学生は、この特別講義を通して生産性(人の余力、設備の余力、生産スペースの余力を埋めること)と付加価値(高い小回り性とワンストップの利便性など)について説明を受け、中小企業の魅力、製造業の面白さを知りました。

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学生から「従業員は、パート職員・非常勤職員を含め何人ですか?」と言う質問に対して、「120人程です。雇用形態の多様化により、派遣社員の比率が高くなっています。」と、お答えを頂きました。

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後半45分の講義では、学生がグループワークで作成した事業計画書(奈良県産業の課題や広陵化学工業株式会社様に関連するプラスチック製品製造業での課題を題目としたアイデア)を定められたタイムスケジュールに従って、広陵化学工業株式会社様、奈良中央信用金庫様のそれぞれのブースへ行き、4分という短い時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力について発表しました。そして、プレゼンテーション内容に関し直接アドバイスを頂きました。プレゼンテーションをしていないグループは空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。

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最後に、奈良中央信用金庫様、広陵化学工業株式会社様より本講義を通して学生へコメントと総評を頂きました。奈良中央信用金庫様から、「実際の事業計画書は作るだけでなく、事業が持続しないといけません。そのために3つの“なぜ”を覚えてください。

・なぜ、この事業が社会的に必要か。

・なぜ、この事業に将来性があるのか。

・なぜ、この事業を薦めていきたいと思うのか。

です。

さらに「商品」・「顧客」・「知恵」をしぼり、事業計画書にどれ程の熱意を持って考え抜いたかでクオリティーが高まるのです。」とのお言葉を頂き、広陵化学工業株式会社様からは「面白いプレゼンテーションで、参考になったものもあります。学生の皆さんのフレッシュな感覚や発想は、新しい事業のもととなります。色々なアイデアが商品化に繋がれば楽しいです。中小企業には、このようなフレッシュな感覚や発想を取り入れる風土があります。」と激励のお言葉を頂きました。

竹原講師からは、「プレゼンテーションで厳しいご指摘もあったかと思いますが、それは自分の糧になります。将来の自分のためにもなります。」と、エールがありました。

講義の回数を重ねるごとに、事業計画書が改善され、今後の最終グループ発表に期待が高まります。

 

 

 

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株式会社品川工業所様 (2016年11月16日掲載)

COC+政治・経済 奈良県企業様による特別講義が、平成28年11月8日(火)、5・6限目に電気工学科3年生を対象に、株式会社 品川工業所 社長 庄野 明 様と技術部次長 藤田 隆士 様を講師としてお招きし、奈良中央信用金庫様にご同席頂き行われました。

始めに、奈良中央信用金庫 理事 中田 照夫 様から「奈良県の高齢化人口は年々増加傾向にあり、全国平均を上回る高齢化が進んでいます。そして、奈良県民の県外就業率は全国1位と言う現状を踏まえ、奈良県の活性化には若い皆様の力が必要です。」とご挨拶を頂きました。

sinagawa 1.jpg(奈良中央信用金庫 理事 中田 照夫 様) sinagawa 2.jpg(株式会社 品川工業所様)

株式会社 品川工業所様は、全国に誇れる創業明治43年、今年で106周年を迎える老舗企業様です。餅つき機械で創業して以来、食品加工機械・製菓機械・化学用機械の開発・製造・販売事業を展開し、多様化・複雑化、高品質化する業界のニーズに対応し、技術とハートで食・未来を拓き続けておられます。社章でもあるサンキュウマークの由来や社訓の「感謝・研究・前進」の精神でお客様に満足を提供することにより、社会への貢献と自らの向上を計ることを品質方針として、幅広い業界に対応した製品装置を紹介して頂きました。

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学生から「なぜ奈良県に進出したのですか?」と言う質問に対して、「当時、交通が整備された工業団地が奈良県に出来るという事で進出しました。実際、環境も立地条件も整っています。」とのご回答を頂きました。また、「創業当時と現在の餅つき機との違い、優れている点は何ですか?」と言う質問に対して、「つく時間が短く、衛生的で、安全面でも優れています。」とご回答され、実際の食感については、奈良もちいどのセンター街にある餅つきで有名なお店で実際に、餅つき機が使用されていることを述べられました。

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前半の講義を終え、後半45分では、学生がグループワークで作成した事業計画書(奈良県産業の課題や製菓・食品加工機械製造業界での課題を題目としたアイデア)を定められたタイムスケジュールに従って、株式会社 品川工業所様、奈良中央信用金庫様のそれぞれのブースへ行き、4分という短い時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力について発表しました。そして、プレゼンテーション内容に関し直接アドバイスを頂きました。プレゼンテーションをしていないグループは空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。

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最後に、奈良中央信用金庫様・株式会社 品川工業所様よりプレゼンテーションについてのコメントを頂きました。奈良中央信用金庫様から、「事業について3つの“なぜ”「社会的に必要か」・「将来性はあるのか」・「薦めていきたいと思うのか」と3つの“しぼり” 「商品」・「顧客」・「知恵」が大事です。最終グループ発表に盛り込んでいただけたら。」とのお言葉を頂き、株式会社 品川工業所様より、「学生の皆様から新しい商品の提案や今までにないものを奈良の地につくろう」と言うアイデアをプレゼンテーションして頂きました。機械製造業の立場から申しますと、「誰がどのように満足して頂けるのか。」、「世の中にどのように役立つのか。」を観点に開発に取組んでおります。皆様もこの観点をもとに、次回のプレゼンテーションに活かしてください。」と激励のお言葉を頂きました。

学生は、頂いたコメントを“政治経済ワークシート“に書き込み、今後、事業計画書の練り直しに取組んでまいります。

 

 

 

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奈良精工株式会社様 (2016年11月16日掲載)

COC+政治・経済 奈良県企業様による特別講義が、平成28年11月10日(木)、1・2限目に機械工学科3年生を対象に、奈良精工株式会社 中川 博央様を講師としてお招きし、奈良中央信用金庫様にご同席頂き行われました。

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(機械工学科 教室での特別講義の様子)

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(奈良精工株式会社 中川 博央様)

奈良精工株式会社様は、1968年光学機器部品メーカーとして設立して以来、一分野に固執せず、歯科用インプラント材生産を開始し、奈良県で唯一の第一種医療機器製造販売業許可を取得されました。その後も電車部品・航空機部品の生産等、精密部品加工での技術や経験を活かして、異分野・異業種に積極的にマッチングを図り、奈良県内において技術力の高い企業様です。中川社長ご自身のエンジニアとしての立場から有用なお話を頂きました。

この特別講義を通して、学生は奈良精工株式会社様のエンジニアとしての基礎技術の蓄積(モノづくりの原点、RWF法、タグチメソッド等)・他社との交流を通じた事業展開(産学官連携による弾発指の手術機器の開発、自社にない生産技術先との連携等)や奈良県における地方創生の現状を学び、中小企業の魅力について知りました。そして、学校での基礎学力も大事であるが企業はコミュニケーション能力や協調性を求めていること、教育訓練や自己研鑚に進んで取り組むことが自分にも会社にもプラスになる現状を述べられました。

前半の講義について、学生から「今までに一番辛かった時期は、いつですか?」と言う質問がありました。それに対して、「常に辛い時期だと念頭に置いて、改善を求めて行動することが大事です。いいと思った手法や図面も中々認められない場合があります。業界の在りよう・ニーズを認識した上でのものづくりが重要です。」とのご回答頂きました。

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後半45分の講義では、学生がグループワークで作成した事業計画書(奈良県産業の課題や精密機器製造業での課題を題目としたアイデア)を定められたタイムスケジュールに従って、4分という短い時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力について発表しました。そして、プレゼンテーション内容に関し直接アドバイスを頂きました。プレゼンテーションをしていないグループは空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。

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最後に、奈良中央信用金庫様、奈良精工株式会社様より本講義を通して学生へコメントを頂きました。奈良中央信用金庫様から、「プレゼンテーションで想いを 伝えることができましたか?“自分の欲しいもの”・“自分の趣味”でアイデアを発表してくれた学生さんは一生懸命に夢を語ってくれました。このプレゼン テーションで大事なことは、商品やサービスを誰に喜んでもらいたいのか、どのように世の中の為になるのかを盛り込んで事業計画書を立て、事業継続・成長に つなげていくことです。そのために“3つのなぜ“と”3つのしぼり”を最終グループ発表に活かして頂きたい。」と期待を込めたお言葉を頂きました。
奈良中央信用金庫様からのお言葉

3つの“なぜ”

・なぜ、この事業が社会的に必要か。

・なぜ、この事業に将来性があるのか。

・なぜ、この事業を薦めていきたいと思うのか。

3つの”しぼり”

「商品」

 

「顧客」

 

「知恵」

奈良精工株式会社様からは、「事業を続けていくためには、もう少し周りの事を深く考えて事業計画書を立てないと実現しません。皆さんはこれから世の中に出て活躍してくれます。その一つ一つが経験であり、勉強なので頑張ってください。」と激励のお言葉を頂きました。

頂いたコメントを学生は真剣な面持ちでメモに取り、最終グループ発表に向けて、事業計画書の練り直しに取り組んでまいります。

 

 

 

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奈良OAシステム株式会社様 (2016年11月16日掲載)

COC+政治・経済 奈良県企業様による特別講義が、平成28年11月10日(木)、3・4限目に情報工学科3年生を対象に、奈良OAシステム株式会社 北村 展昭様を講師としてお招きし、奈良中央信用金庫様にご同席頂き行われました。

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(情報工学実験室での特別講義の様子)

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(手前:奈良OAシステム株式会社 北村 展昭様)

奈良OAシステム株式会社様は、平成元年に「夢は大きく」をコンセプトに設立し、OA機器・複合機・ビジネスフォン・システム開発・中古コピー機販売、WEB制作等のオフィスに関する総合商社で、「信用と信頼」をコンセプトに奈良県に密着したサービスで地域貢献を目指す企業様です。始めに動画による会社紹介があり、事業を行う上での数々の困難を乗り越え、ピンチをチャンスに変えて原点回帰をはかり、未来を見据えて挑戦を続けている一筋縄ではいかない懸命な体験談をお話しいただきました。

前半の講義を終え、学生から「ネパールの方は、どういう経緯で採用されたのですか。」や「株主企業の倒産から資金繰りの悪化を体験されましたが、どのくらいで回復されましたか。」、「なら就活ナビについて教えてください。」等たくさんの質問があり、それぞれにご丁寧なお答えを頂きました。

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後半の講義では、学生がグループワークで作成した事業計画書(奈良県産業の課題や奈良OAシステム株式会社様に関連するIT業界での課題を題目としたアイデア)を定められたタイムスケジュールに従って、奈良OAシステム株式会社様、奈良中央信用金庫様のそれぞれのブースへ行き、4分という短い時間を精一杯活用して、自分たちの事業計画書の魅力について発表しました。そして、プレゼンテーション内容に関し直接アドバイスを頂きました。プレゼンテーションをしていないグループは空き時間にアドバイスをもとに改善作業を行いました。中には、なかなか事業計画書のテーマを絞り込めないグループもあり、短時間に2~4個のアイデアを発表する姿も見られました。

最後に、プレゼンテーションについての評価を奈良中央信用金庫様、奈良OAシステム株式会社様から頂きました。奈良中央信用金庫様から、「プレゼンテー ションには、夢を抱いて語る想いが大事です。皆さんの想いは伝わりましたが、事業を継続するためには、計画に緻密さが求められます。そのヒントとして、 “3つのなぜ“と”3つのしぼり”を活用して頂き、さらに“考えて、考えて、考えて”クオリティを高めて頂ければと思います。」とのお言葉を頂きました。                                
奈良中央信用金庫様からのお言葉

3つの“なぜ”

・なぜ、この事業が社会的に必要か。

・なぜ、この事業に将来性があるのか。

・なぜ、この事業を薦めていきたいと思うのか。

 

3つの”しぼり”

「商品」

 

「顧客」

 

「知恵」

 

 

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