≪地域学 担当 竹原 信也 准教授 ≫

第7週 特別講義 吉野町産業振興課木のまち推進室 椿本室長、吉野中央木材株式会社 石橋専務
「木のまち吉野」の取り組みについて
2019年5月28日(火)、本校地域創生交流室において、吉野町 産業振興課 木のまち推進室 室長 椿本久志氏、吉野中央木材株式会社 専務取締役 石橋輝一氏による第7回『地域学』の特別講義が行われました。
冒頭、担当教員 竹原准教授から講師の紹介があり、その後、「木のまち吉野の取り組みについて」と題して、講義がはじまりました。
講義の前半は、吉野町 産業振興課 木のまち推進室 椿本室長による吉野町の"木"に関する取り組みの話です。はじめに吉野町について概要説明があり、その後、吉野の山と木について、吉野貯木場の歴史、吉野材用途の変遷、活性化に向けた取り組み等について紹介がありました。吉野町の主要産業である木材関連産業は、安価な外国産木材とのコスト競争による価格低下や人手不足に伴う後継者問題など取り巻く環境が厳しさを増す中、活性化に向け取り組んでいる様々な施策につき実例を交え紹介がありました。
また、地元で"木"に携わる人たちが登場する吉野町のPR動画も披露いただき、現地を見学している雰囲気の中で、吉野町の人たちの思いが伝わってきました。
講義の後半は、現地で製材業に従事する事業者の立場から吉野中央木材株式会社 石橋専務による講義です。
1本1本の木を大切に使い切る日々の仕事の積み重ねを通じて吉野の山の持続的な循環を支えていくという信念で「木と暮らす」提案を続けている会社のポリシーについて紹介があり、その後、平成28年度から吉野町で取り組んでいる「木とのふれあいイベント」や「木育の推進」など様々な施策について紹介がありました。

(講師紹介の様子)
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(吉野町役場 椿本 久志氏)
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(椿本室長による講義の様子) |

(石橋専務による講義の様子)
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(質疑応答の様子)
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最後に、質疑応答の時間が設けられ、学生の質問に対し、丁寧に返答いただきました。
本講義を通じて、吉野町と"木"の強い結びつきを知ると共に、講義の最後に示された今後の吉野町の課題に対し、学生の意識を高めることができました。