≪地域と世界の文化論 担当 竹原 信也 准教授 ≫

2019年7月2日(火)、本校 地域創生交流室において、奈良醸造株式会社 代表取締役 兼 醸造責任者である浪岡 安則様による第12回『地域と世界の文化論』の講義が行われました。
担当教員の竹原准教授から浪岡様の紹介の後、「僕がビールを造るようになったわけ」と題した講義が始まりました。
公務員として社会人生活をスタートした後、様々なご経験を経て現在に至る道筋について、起業家としてだけではなく人生の先輩としても学生達に熱い想いを伝えていただきました。
はじめに、なぜ安定した仕事を辞して起業したのか?なぜビールなのか?についてご自身の経歴を振り返りながらその背景や想いについてご紹介していただきました。
次に、商品へのこだわりを持つ大切さや、逆にこだわりを持たず会社と商品を俯瞰的に見る大切さについての考えをお話していただきました。
また、同様な企業と協力して地域への経済効果をもたらし、延いては地元への雇用拡大というような影響力を持てることが、地方で起業し結果を出すということだと考えるようになり、更なるステージへの想いを込めた講義でした。
第12週 特別講義 浪岡 安則様(奈良醸造株式会社 代表取締役 兼 醸造責任者 )
奈良県の地域と活性化【1】僕がビールを造るようになったわけ

(奈良醸造株式会社 浪岡様)
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(講義の様子)
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(講義の様子)
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(原料のホップに触れる様子)
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(質疑応答の様子)
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(終了後、講師と歓談する様子)
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最後に、起業した会社は永続的なものになるでしょうか?との質問があり、将来同じような夢を持つ人物が、時代に沿って会社を変化させながらも、自己実現の場として引き継いでくれることが希望です、と回答をいただきました。
本講義で学生達は、起業を取り巻く背景や過程を目の当たりにし、自己実現に向けての意識を高めるよい機会になりました。