
第13週 最終発表会
2019年7月23日(火)、本校地域創生交流室において、地域創生理解科目『地域学』(担当教員:竹原准教授)の最終発表会がおこなわれました。
『地域学』では、グローバリゼーションの進展に伴う地域への影響や、持続可能な地域の発展の重要性を理解し、“技術者がどのようにして地域社会の問題にアプローチしていけばよいのか”について学ぶことを目的とし、今年度は奈良県の重要課題の一つである“林業の復興”にスポットを当て、製材業を主要産業とする奈良県吉野町を題材に取り上げました。
また、吉野町 産業振興課 木のまち推進室及び吉野町で製材業を営む吉野中央木材株式会社様にご協力をいただき、5月28日(火)には木のまち推進室 室長 椿本久志氏、吉野中央木材株式会社 専務取締役 石橋輝一氏による特別講義もおこなわれました。
学生たちは、特別講義を通じて吉野町での様々な木材利用促進の取り組みや製材業が抱える課題等を知り、講義で示された課題を踏まえて吉野町活性化に向けた事業アイデアの創出に取り組んできました。この最終発表会には、特別講義いただいた吉野町のお二人にも出席いただき、学生たちが自由な発想でまとめあげたアイデアを熱心に聞いていただきました。
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(グループ発表の様子) |
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(吉野町の方々からの講評の様子) |
各発表アイデアとも、事業立案という観点でコスト見積りから生産・販売計画に至るまでまとめられ、吉野町のお二人からは、アイデア着眼の面白さや具現化に迫った発想に「さすが奈良高専生!」といった称賛の言葉をいただき、アイデア実現へのアプローチとして加味したい検討要素やプロモーション方法などについてもわかりやすくアドバイスをいただきました。
学生たちは、地域を活性化するためのアイデアづくりを通じて地域の課題と向き合い、エンジニアとしてその課題解決に取り組む意識を高めることができました。
末筆になりましたが、この度多大なご協力をいただいた椿本様、石橋様に感謝申し上げます。