
平成29年3月18日(土)、奈良女子大学 記念館を会場に『地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)シンポジウム2017』を開催いたしました。
はじめに、奈良女子大学 今岡 春樹 学長から開会の挨拶がありました。次に、奈良県副知事 松谷 幸和 様から来賓挨拶がありました。

(奈良女子大学 今岡 春樹 学長)
|

(奈良県副知事 松谷 幸和 様)
|
その後、本校 後藤 景子 校長と奈良県立大学 伊藤 忠通 学長から挨拶が行われました。

(奈良工業高等専門学校 後藤 景子 校長)
|

(奈良県立大学 伊藤 忠通 学長)
|
第1部「平成28年度 事業成果報告及び平成29年度 事業計画発表」
第1部では、本校と奈良女子大学・奈良県立大学の3大学・高専の地方創生に向けた成果報告・事業計画の発表が行われました。
「奈良女子大学COC+事業 H28成果報告・H29事業計画」と題して、奈良女子大学から藤原 素子 やまと共創郷育センター長、「奈良高専の挑戦!地域貢献から地域創生へギアチェンジ」と題して、奈良工業高等専門学校から藤田 直幸 COC+事業推進責任者、「奈良県立大学の平成28年度事業成果報告及び平成29年度事業計画発表」と題して、奈良県立大学から増本 貴士 特任准教授が各校の発表者として演壇に立ちました。そして、ご参加いただいた方々に活動内容を広く知っていただくとともに、今後の事業計画についての発表がありました。

(奈良女子大学 藤原素子やまと共創郷育センター長)
|

(奈良工業高等専門学校 藤田 直幸 COC+事業推進責任者)
|

(奈良県立大学 増本 貴士 特任准教授)
|
第2部「自治体・企業および学生によるCOC+活動事例・研究報告」
第2部では、地域の自治体や企業と協働して、地域を志向する教育・地域が求める課題解決に資する人材の育成や地域の活性化にウェートを置いた活動事例や研究報告が各校から出されました。
「コミュニティ・リサーチとコミュニティ・アクション-COC+下市グループ・地域連携授業の試み-」と題して、奈良女子大学 水垣 源太郎 教授と下市町役場 松原 正城 様、「金融機関・企業と連携した授業(政治経済)の取組事例」と題して、奈良工業高等専門学校 竹原 信也 講師と奈良中央信用金庫 山田 章生 地域創生推進室室長、「株式会社砂糖傳増尾商店×奈良県立大学 商品開発プロジェクト」と題して、奈良県立大学 増本 貴士 特任准教授が発表者として、地域創造学部 3回生 川島 光莉さんと永薮 奈央子さんの共同プロジェクトを披露しました。

(奈良女子大学 水垣 源太郎 教授)
|

(下市町役場 松原 正城 様)
|

(奈良県立大学増本貴士特任准教授)
|

(奈良工業高等専門学校 竹原 信也 講師)
|

(奈良中央信用金庫 山田 章生 地域創生推進室室長)
|
第3部「自治体・企業・教員・学生によるパネルディスカッション」
第3部では、奈良女子大学 文学部 寺岡 信悟 教授がファシリテーターを務め、自治体・企業・教員・学生によるパネルディスカッションが行われました。

(奈良女子大学 文学部 寺岡 信悟 教授)
|

(自治体・企業・教員・学生によるパネルディスカッション)
|
自治体から奈良県産業・雇用振興部 雇用政策課 市橋 寿人 主幹、企業から中村建設株式会社 中村 光良 代表取締役、教員から長友 恒人 奈良教育大学 名誉教授・前学長、学生から奈良女子大学文学部 人文社会学科 社会情報学コース3回生 岡田 玖美子さんをパネラーとして招き、寺岡教授のスムーズな進行のもと活発な討論が行われました。
参加者からも多数の貴重な質疑応答をいただく場面があり、大変意義深い意見交換の場となりました。
最後に、司会の奈良女子大学 前川 光正 コーディネーターから閉会の挨拶がありました。
本年度で二年目を迎えた『共創郷育:「やまと」再構築プロジェクト』、"奈良の魅力を知り、奈良を支える人材育成の実践的取組"と題して開催されたシンポジウムは、ようやく奈良の魅力を知る段階へと踏み込んでまいりました。
このシンポジウムを通して、現在、3大学・高専が各々取組んでいる活動や研究を情報共有することが、今後の重要な手掛かりとなることを学び、そのために定期的に集うプラットフォームづくりが活動指針として必要となることを認識する好機となりました。
本校をはじめ、奈良女子大学・奈良県立大学の3大学・高専は、これからも先行して地域の自治体や企業の皆様と協働で、内外的に情報発信していける体制づくりに取組んでまいります。
シンポジウム終了後には、奈良女子大学 記念館南側ラウンジで情報交換会が行われ、和やかな雰囲気のもと幕を閉じました。

(情報交換会の様子)