
第3回 COC+政治・経済の授業が、平成28年10月26日(水)、3・4時限目に情報工学科で行われました。第2回目に続き、奈良県経済の現状を分析した後に、事業のアイデア(商品・サービス化アイデア)を考える試みがなされました。
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奈良県を取り巻く外部環境や内部環境を強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つのカテゴリーに分類することで、現状を理解するためのフレームワークとして捉え、よりよい意思決定を導き出し、戦略に結び付けるためのSWOT分析方法を体験しました。
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奈良県経済の現状を4つのカテゴリーに分類することにより、クロス分析を行い、積極的攻勢(プランA)、差別化戦略(プランB)、段階的施策(プランC)、専守防衛(プランD)のそれぞれの策を具体的に考えてプリントに記入し、事業のアイデア(商品・サービス化アイデア)をまとめて、1~2分で各グループ発表を行いました。
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-事業のアイデアを考えてみよう!-
クラス全体のSWOT分析の結果を共有し、情報の整理と問題の共有の重要性をクラス全体で確認しました。
各グループ発表を終え、竹原講師は文献紹介としてジェイン・ジェイコブスの「発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学」を取り上げ、都市や地域の発展においてイノベーションの重要性が認識されていることを紹介し、人々の技術・知恵・勇気が重要であると示しました。
学生は、SWOT分析を通じてわかったこと、感想、難しかったところ、改善点などを記入していきました。次回授業では、各グループで出し合った事業のアイデア(商品・サービス化アイデア)をもとに、いよいよ商品・サービス化へ向けての事業計画書づくりが行われる予定です。

COC+ 政治・経済(2016年10月6日掲載)