奈良高専はNEDOの「パワーエレクトロニクス技術に関する人材育成事業」(主幹校:大阪大学)の委託を受け、
次世代パワーエレクトロニクスを担う人材の育成講座を開催します。
受講希望者は添付の申込用紙に必要事項を記入の上、ご応募ください。
応募者多数の場合、選考の上、受講者を決定させていただきます。
なお、講座の一部のみの受講は認めておりません。
本年度は東京、大阪、奈良(ベーシックコースのみ)で講座を開催します。
【募集要項】
受講対象者:
ベーシックコース(奈良):
パワエレを学びたいがどうすればよいのか困っている方やパワエレ回路の動作や不具合が読めるようになりたい方。
パワエレに少しでも関連あれば専門分野を問いませんが、パワエレの習得に意欲旺盛な若手技術者を募集します。
☆パワーエレクトロニクスの実務経験者(1年以上)はアドバンストコースにご応募ください。
お申し込み及びアドバンストコースの詳細は大阪大学のホームページ
(http://www.coire.eng.osaka-u.ac.jp/pejinzai/basic.html)をご覧ください。
(受付は大阪大学で行います。受付先URL → http://www.coire.eng.osaka-u.ac.jp/pejinzai/contact.html)
受講費: 無料(NEDO委託事業のため)
募集人員: 25名(ベーシック、アドバンストとも)
応募開始: 4月 1日
応募締切: 4月10日
ベーシックコース(奈良開催):
講義内容
第1回(5月21日) ・パワエレって? -偏在するスイッチング電源-(電気機器を解体、回路図を作成)
・スイッチング電源の構成要素と必要な技術
・スイッチング電源の波形観測(回路シミュレータ講座)
第2回(6月11日) ・スイッチング電源の動作観察(回路シミュレータの復習、モード遷移図の作製)
・回路動作の要となる受動素子たち(基礎特性と実験)
・知っているようで知らなかったオシロスコープ講座
第3回(7月2日) ・電圧、電流はどこに向かって変化していくのか?(スイッチングLCR回路の"単発過渡現象")
第4回(7月16日) ・波形を操る"半導体デバイス"とは?(半導体デバイスの種類、使い方)
・半導体デバイスにおけるスイッチング特性を観測(ダブルパルス回路の理解、特性評価実験)
・非線形デバイスの取り扱い(モデリングの紹介等)
第5回(7月30日) ・スイッチング電源の動作解析"モード解析法"(回路シミュレーションを使った演習、実機の動作解析)
・電力変換のメカニズム
・良いスイッチング電源とは?(損失、スイッチングサージ、ノイズ、サイズ、コスト 他)
・小型・軽量化と高周波化とソフトスイッチング
第6回(8月20日) ・回路を動かす"半導体ドライブ技術"
・インシュレーションとアイソレーション
・ブートストラップ回路
・OPアンプとコンパレータ
第7回(9月3日)+第8回(9月17日)+第9回(10月1日)
・高周波インバータの設計と製作(IH用、非接触給電用、モータドライブ用 等)
・ソフトスイッチングの効果
第10回(10月15日) ・製作したインバータの評価(アドバンストオシロスコープ講座)
・現代の課題と将来展望
開催場所
・講義 奈良工業高等専門学校 大講義室および電気工学科3F実験室
自動車でお越しいただけます。
電車の場合(近鉄郡山駅からバス15~20分もしくは徒歩25分)
開催時間 12時30分~17時30分